ゴミ捨ては、私の疲労蓄積と比例して進んだ

ゴミは目標レベルまで片付いてきた。


処分料もかなりかさんだので

このあたりでゴミ捨てはストップ予定。


あとは、金属を分別したり分解したり

資源ごみにいけそうなやつばかりなので

細々とやっていくレベルになった。


また、目を離すと、旦那が種類が違うゴミを

トラックに載せてしまうので

金属部品の分解、モンキーレンチなどで

ネジを外す程度のことを頼んだ。


私は黙々とゴミをトラックに載せていたら


旦那が泣き始めた。


うーむ、どうしたものか。
多分、簡単な分解もできず、
悔しくて泣いているのだろうが

今、声をかけても、はねつけられるだろう。

泣けるだけ泣いたほうが
私ならスッキリするし
横目にチラチラ見ながら、私はゴミを片付け続けた。

暫くして、泣き声が止んでから
普通に接し、私がゴミの分解をした。
旦那は無言だった。


ゴミを捨てるにあたっても
半端に残った資材やらを捨てようとすると
とても嫌がった。
まだ使うかもしれない、とか言い出すし
そんなん言ってたら何にも片付かない。
なにより、自分では仕事出来ないよね。

いま、自分の無力さを感じているはず。
だからこそ、ここで再度、機械の売却の話を出した。

機械を売って、19年乗ってるミニバンを買い換える話だ。
多分中古車しか買えないが
ミニバンがオイル漏れ激しく
実はとある整備経験のある私が
オイルをちょくちょく補給しながら乗っていた。
が、最近足回りも異音がするし
ラジエーター液も減るし
もう限界だ、危険だなと感じているからだ。

田舎だし、子どもたちもいるし
軽トラだけじゃ困るし
なにより、旦那が運転が怪しくなってから
2回擦っているしガーン
(もちろん今は乗ってない)

とりあえずトラックは
車検が毎年なので、金銭面で
維持は出来ないと納得はしている様子
心変わりする前に、売却したい。

山のようだったゴミが減り
ポツンとある機械やトラック
ぼんやり見つめていたら、涙が出てきた。

20年前、会社を辞めて独立するとき
泣いて止めたのに、次の日には辞めてきた。
自営業なんて何の保証もない
全てを買い揃えて、借金しないと出来ないと
旦那の甘さを指摘しても、聞く耳持たなかった

請求書も見積も、なんなら何故か
消費税すら当たり前に計算出来ない旦那だった。
当時、5%だった消費税

『税込価格は、この小計に1.5かければいいんだよな??』と
真顔できかれた。

どんだけ税金取るんだよ!
Σ(゚д゚;)


理数系のわたし、家庭の事情で大学進学は
諦めざるを得なかったが、中学時代は
数学の教師になりたいと思っていた
まさか、算数すらまともに出来ない人が
この世にほんとにいるんだ!!と衝撃だった。
算数すら出来ない旦那に、算数を教えながら
ここまで来たのに

パソコン全く使えない旦那の代わりに
昼はフルタイムで他所で働き
夜は2時3時まで書類や図面を書いた。
電気代がかかるからさっさと消せと
わめく姑に疲れはて
部屋の電気を切り、モニターの光だけで仕事したりした。
過労で倒れたし、潰瘍性大腸炎にもなった。

残ったのは借金と、病気の旦那だなんて
誰も頼りにできないこの状況。

ボロボロ泣くしかなかった。

いつか、いつか
あの時は辛かったけど、生きてりゃ
どうにかなるもんだって
思える日が来ますように。

でも、泣いてもスッキリしなかった