世界には7000近い言語の数があると言われているらしいですが、その中でも日本語は大変特殊な言語と言われていますね。
季節や自然の様子を表す単語の数の多さなんかは、ピックアップしてみると日本人でもびっくりします。


なぜこんなに表現の数が多いのかは知りませんが、メリットは細かな点まで共通認識が出来る所にあると思います。



言葉にはキー&ロックの役割があると言います。


先日、次女のガチバレエに関して、こんなにハイリスクローリターンの道に全力投球していて大丈夫なものか、でも頑張ってるから応援したいし〜と友人に愚痴っていましたら、友人から「あなたはアクセルとブレーキを同時に全力で踏んじゃってる状態なのね」と言われました。


「そう!そうなのよ!」
(よくぞ分かってくれた!)
と、私の漠然とモヤモヤした気持ちが、何の解決もされていないにも関わらず、スッと腹に落ちていった気がしました。


誰かにこうやってピッタリくる言葉を当てはめてもらえることもあれば、自分で話していて、もしくはこんな風に文章にしていて、ピタっとはまる単語が見つかる時もあります。


そんな時のキー&ロック感の気持ちよさニヤリ


みんな悩みは複雑で、喜怒哀楽のどれかだけで表せない感情のほうが多いのではないかと思います。


そんな時に自分の気持ちをピタっと表してくれる言葉が見つかると、何は解決されずとも
「あぁ、そうか、私今こうなんだ」
と感情をラベリングして棚に収納出来るんですよね。


場合によっては、収納することで、
「自分でコントロール出来る問題じゃないから放っておこう」と気持ちを手放せたり、複雑だった問題が3つくらいに分解出来て、一つ一つ対処していけたりという解決に繋がる場合もあるんじゃないかと思うんです。


その言葉を紡ぎ出すには、もちろん実際経験や知識や本からの追体験とか、色んな人の話を聞くとか、人間としての豊かさが重要だと思いますが、お勉強で獲得出来そうなポイントは、

語彙の多さ


だと思うんですよね。



国語の家庭学習はこれまで文章読解の簡単なドリルをひたすら毎日1枚だけやってきましたが、たまには違う味もいいかなと思って、語彙ドリルを取り入れてみました。



中2長女⇩


小5次女⇩


小5次女のは丸つけを私がするので毎日見ていますが、
パッと見「え、これも語彙に入るのか」と思うような当たり前に使っている言葉、でも取り出してみると確かにひと単語で的確に物事を表現出来てる言葉だなぁと思うものが並んでいます。


「新旧」とか「行き詰まる」とか。


語彙ドリルをやり始めて2週間ほどですが、小5次女が学校や習い事の話をする時に、「語彙豊かに表現出来ないか」と模索しながら話しているのが分かるようになりました!


多分、「あ、これも語彙なのか〜」と感じながら「知ってはいた単語」に触れることで、あえてそういう類いの単語を使ってみたいと思うようになったのかな?
少々大人びたい思春期の入り口というタイミングにも合っていたかもしれません☺️


語彙が増えることで


⚫︎人の言いたいことがより詳細に想像出来る
⚫︎自分が伝えたいことを理解してもらえる精度があがる
⚫︎人の感情を的確に表現出来る言葉に落とし込んで代弁することで信頼される
⚫︎メンタルが安定する


他にも色々あるとは思いますが、出来るだけ多く獲得していけたらいいなと思います☺️