私、高校に入ってびっくりしました。
(何十年前の話ガーン
数学の授業の進め方が、全員が予習をしてきて、その日に習う範囲のすべての問題を解いていることを前提に行われていくことです。

中学校までは学校に行って席について先生がやってきて、授業が始まって初めて、その日習う内容にこんにちはする形式だったのにびっくり

高校に入ったら、先生が教室に入ってきてその日の学習範囲の問題をばーっと黒板に書き写し、先生から席の並び順や出席番号をもとに指定された生徒が前にズラズラと出ていき、式を展開し答えを黒板に書きます。

先生はその解き方が合っているか答えが合っている、さらにシンプルな方法はないかという視点で授業を行います。

数学の苦手な私としては、「分かりません」と言わないといけないことも多くて、公開処刑的ないや〜な時間だったし、なぜ初めて習うことを理解している前提で授業が進むのか納得がいきませんでした。

ですが、私の周りのハイレベル進学をしていった頭の良いみなさんは、高校で始まるあの数学の予習前提の授業のやり方は、ものすごく効率が良いと口を揃えて言うのですオエー

なぜ小学校や中学校でもやらないのか、不思議な位だと言う人までいます。

予習前提の勉強の進め方を、料理で例えるとするならば、こういう感じだと思います。

その日習う料理は卵焼きです。
卵焼きには正しい作り方があります。
授業で初めて卵焼きの作り方を習ってから作る(=はじめまして方式)のと、
やり方はわからないなりに、まず自分でこうやって作るのかなと言う感じで作っておく(=予習方式)のとでは、
教えられた時に入ってくる量と質が全然違うのです。

予習方式で一度作っておくと、この部分のここのやり方が分からないなぁとか、この時はどうしたらよかったんだろうという風に、自分で事前に問題点不明ポイントを明確にしておけるのです。

おそらくこの予習方式でやってきた人は、一度習ったら次回作るときは、ほぼ完璧に作ることが出来るはずです。
(あっ、もちろん料理の技術は置いておいて、手順や知識の面で😂)

はじめまして方式では、いざ2回目自分で作るときに「あれ?ここどうするんだった?思い出せない」ときっと失敗をし、もう一度教えてもらって3回目でようやく完璧に作ることが出来るでしょう。

結果、使った材料の量も時間も予習方式なら2回で済むところを、はじめまして方式だと3回必要になるわけですね。

まぁ、強引な結びつけではありますし、予習方式は、学習する人にある程度の学習経験や自制心、集中力、一定の学力がないと難しいと思いますので、中学校までの授業では、はじめまして方式が一般的であることも充分合理性はあると思います。

でも、自分が予習方式に馴染めずに苦い思いをした経験からも、効率の面からも、我が子には少しでも早く予習方式を身に付けてもらいたいと思う(余計な)親心です。

我が家もやってきた先取り学習なんかもスパンの広い予習方式ではありますが、きっと高校に上がると、学習内容がドカンと一気に増えて、授業が進んでいくスピードが早すぎて先取り学習方式は破綻する予感…

具体的な勉強法という点では結構違うものだと感じます。

中1長女の学習で、予習方式を取り入れているものは我が家では二つです。

①数学
塾の宿題をするときに、+アルファで、次の授業で習う範囲の1️⃣の(1)2️⃣の(1)3️⃣(1)など、(1)の問題を4.5問でいいので解いておく。

②社会
週末に次の授業で習う範囲の時代を歴史漫画で読んでおく。

まぁ小さな小さなことですねよだれ
でも小さいことでも繰り返せば習慣になるし、小さなメリットを実感してもらえればガッツポーズです。

中1長女も数学の予習方式については、「どんな問題やるか私は知ってると思うだけで焦る感じがなくていい」と言っていました。

問題は、早くゲームや読書やLINEだとかをしたくて、宿題はやったけど予習はやらずに済ませてしまうとか、宿題がなかったさらテキストを見ることもなく、予習を思い出すこともないということが、一番大きな問題です…😭

結局、勉強はやり方よりやるかやらないかが1番の問題なのかもしれませんアセアセ

1日1分でもいい。
毎日やれば習慣になる‼️