お山のディサービス🍀めばえです🎶

朝晩の過ごしやすさはあっという間にすぎて
もう肌寒く人恋しい季節になってきましたねおねがい

今日は少し長い、ある小学生のお話を
させてください。


Aさんは、学校帰りにたまたま学校にいた
お母さんの顔を見た途端、溢れるように
泣き出してしまいました。
一緒に下校していた場面緘黙症のSさんは
それを見てオロオロしています。
Sさんが場面緘黙症と知っていましたが、
Aさん母はSさんに尋ねます。
「何があったか知ってるかな?」
「良かったら教えてくれる?」
すると、顔や耳を真っ赤にさせてSさんは
途切れがちに、でも一生懸命に話して
くれました。
「Sが一緒にって言ったから…」
「それで他の人に…」
途中Aさんも泣きじゃくりながら補足します。

……事情はこうでした。
小学生最後のお楽しみイベントの修学旅行、
今年は、日帰りバス遠足になりました。
その行き帰りのバスの座席を巡って、
Aさんは4人仲良しグループの中でも特に
仲良しのRさんと「車酔いするから後ろの
長くてみんなと乗れる席は無理ー」と
2人座席で座る約束をしました。
Rさんは車酔いはするけれど、担任の先生が
苦手で、よくある1番前の先生の横の席は
嫌だと言っていました。
Aさんはある日、担任の先生から「Sさんが
Aさんとバスに乗りたいって言ってるから
一緒に乗ってあげて」と言われました。
Sさんは旅行先では先生とまわる予定でした。

SさんはAさんの前では比較的、おしゃべりもするし、
2年生からずっと同じクラスで「Aがいれば良いから」と
Aさんが他の子との仲を取り持っても、遊ぼうとは
しなかった時期もあります。

その事を仲良しグループに相談します。
「Sさん入れて、5人でグループになろう⁉️」
すると、他の3人は「NO‼️」
一緒にまわることどころか、バスの座席も
大反対でした。
そこでAさんは行きか帰りかどちらかだけ
Sさんとバスに乗る、という、先生からの
ミッションを果たそうとします。ところが、
Rさんは例え片道でも納得いかない。
「何とかしなさいよ‼️」「先生に話して‼️」
と他の2人を引き連れて、Aさんに
詰め寄ります。
Aさんははじめ、Sさんへの配慮から
3人には担任からのミッションとは、伝えて
いなかった事にも反感を買ったようです。

Aさんは家に帰って両親に相談します。
Aさん父は「その話、誰も悪くないなぁ。
Aが人気者って話やん。」と穏やかに。
泣いた現場にいたAさん母は、心穏やかでは
ありません。
思うところは多々ありますショボーン

1⃣「やはりお友達とバスに乗りたい」と
場面緘黙症のSさんが自ら申し出た時点で
Aさんだけでなく4人グループへの橋渡しを、
大人がして欲しかった。

2️⃣車酔いで処置が必要になるかもしれない
のに、担任の横を拒否するRさんへの配慮
は?健康調査票で車酔いは分かっていた
はず。その上で座席配置の事で大人の関与は
必要なかったのか?何のための調査票?

3️⃣バスの座席だけでなく、当日回るお友達
等も、全てを子供任せにしてもいいクラス
関係と、そうでないクラスがあるのでは
ないか?男子同士の激しい喧嘩もある
クラスで、他にもトラブルあるのでは…

…そうです。Aさん母は私です。

その夜は時間を割いて家族会議でした。
寝る前、姫の葛藤の後の強い決意(Sさんとの
小学校最後の旅の思い出を一緒に作りたい)の涙を
誇らしく感じて、私も泣けてきました。

翌日の夕方、彼女のスッキリした横顔にも
成長を感じました。
「決めたよ、Sちゃんと向こうでも回る‼️」

その1週間は、塾のテストもむしろ良い点で
帰って来て、我が子ながら
「なんて強い子なんだ❗」
と、感動さえ覚えましたデレデレ

その後、別件で学校とのやり取りがあった
際に、担任の先生からわざわざご説明と
謝罪をいただきました。
でもいつも姫を見てくださっている様子が
伝わり、これまた感謝と感動でしたちゅー

私はこう言う時は、子育てではなく、
人材育成なんだと思っています照れ
家庭だけでは到底無理な事を、学校で色々な
人に補足してもらって人として成長出来る、
そう私は思います。
地域社会でもそう。皆さんのお手を借りて
子供は大きくなっていきますおねがい


…何より、今回の一件で私が特に心打たれ、

勇者だ‼️

と感じたのは…
下矢印
下矢印
下矢印

そう、他でもない
Sちゃんです爆笑

お友達とのやり取りの課題を
投げかけてくれた上に、
勇気をだして、泣いている姫の事を
私に説明してくれました。
苦手を乗り越える力は、結局は
仲間の力なのかな、とも思いました。




長々とお読みいただき
ありがとうございましたルンルン

いよいよ、明日が修学旅行です🚌💨
良いお天気でありますよーに