親に捨てられ
毒祖母に育てられ
見た目でバイ菌扱いされ
ずーーーっと誰かに愛されたくて
必要とされたくて
あたしの人生は愛に飢えた人生だったと思う。
そんなあたしにも、かわいいと言ってくれて、お姫様のように扱ってくれる人が20代の頃現れた。
あの頃が本当に幸せだったと思う。
あたしが、あたしを好きだと思えていた短い期間だった。
その方とは4年付き合って結婚まで決まって。
入籍直前、本当に直前の直前。
「ずっと体の関係続いてたんだ、ごめんね」
元カノの、勝ち誇ったような声、意地悪く笑う顔。
あれは、ずっとトラウマ。
なのにあたしは婚約者を信じきっていて、元カノから言われた時には信じなかった。
婚約者に「元カノさん、こんな事言ってきたよー。◯◯君に限ってそんなハズないのにね~」なんて、笑いながら仰ぎ見た元婚約者の顔が忘れられない。
言葉を詰まらせて、青ざめる彼。
一瞬で全てを悟った。
天国から地獄とはまさしく、な出来事だった。
血の気が引いて、足元から崩れていく感じ。
頭も体もふわふわして、手だけがやたら震えてた。
死のうとして、死にきれなくて。
あたしは結局、誰の特別にもなれなくて。
何者でもなくて。
やっぱり無価値なんだなー、と。
あれから、ますます空っぽな人間になったような。
色褪せた人生を歩いている。