私のコナン卒業作品は
映画26作目「黒鉄の魚影」です。

観た人ならどの場面が問題だったのか、大方想像つくでしょう。

コナンと灰原の人工呼吸という名のキス→灰原から蘭へのキス💋

↑これです。
いや、これは流石にきつい。

大前提として、私は灰原好きだしコナン灰原の絡みも大好きです(でした)

まず良い感想を述べる人であっても「?」は少なからず浮かぶと思います。コ哀はともかく、灰原から蘭へのは意味が分からない。キスって相手の同意がなければ不快に思われるものでしょうに…単純に気持ち悪いし、蘭への罪悪感からくるもの?だと解釈するにも無理があると思います。

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そして何より!私にとって「名探偵コナン」という作品の根底にあるものは
新一(コナン)♡蘭の純愛
だと思っています。

コナンが新一に戻らなければならない理由…もちろん元の身体と生活を取り戻すというのは大前提ですが、
組織の闇を晴らし、新一として偽りなく両想いの恋人側にいたい
という新一の一途な愛があるからだと思います。

新一の愛が
蘭以外に傾くことはない

つまり、これが大前提なのにコナンと灰原を必要以上にくっつけようとするのは灰原にとっても酷なことです。
負けが決まっている報われない恋でしまい込んできた想いなのに、制作陣の安易な気持ちでそれが開けられてしまった気がして私としては不快でしかないです。

「灰原が健気で可哀想だからコナンは新一と分身してコ哀にしてあげよう」なんて思えません。万が一分身したとしてもコナンも新一も想い人は蘭ただ1人です。
灰原にはこの辛い片想いを乗り越えて、その代わりになるような幸せと出会って欲しいと私は思います。