朝海ひかるさんがルドルフで一気に駆け上がった時の衝撃たるや、いまだに忘れられません。
あの美しいルドルフ…。
望海さんのベネディクトは、トップ路線を確実にした当たり役だったと思います。
おささんのあさきゆめみしの刻の霊も強烈でした。あの作品をみて、おささんでトート見たいよね、という声が上がっていたのを覚えています。そしてそれは現実になりましたね。
やっぱり、3.4番手時代や研8〜10に本公演で当たり役を持つことって重要なんだなぁと思います。
その点、宙組はその時に、当たり役を出せなくて…という人が多かった気がします。
動く大道具なんて、揶揄をされた頃もありましたね。
ですが、ずんちゃんは爪痕を残そうと必死に戦っている気がします。
ベネディクト、アギラール、これまで演じてきた人たちとは違う、自分らしく役を造形してきているなと思うのです。そしてどれも、好評価を得てきた結果が、宙組初の生え抜き2番手をまさに手にしようとしている今なのだろうなと。
当たり役って、ファンじゃない人に、おお、こんな役もできるのね!とか、今回はこの人が印象に残った!素敵だった!と言われる役のことだと思います。
いわばファンの裾野を広げてくれる役。
芝居ではなく、ショーでもいいと思います。
劇場で、観客を唸らせる芸を見せられるかどうか。
爪痕を残せるかどうか。
例えば、ありちゃんはピガールのとき役どころがあまり良くありませんでしたが、あのピルエットが結構話題になりましたよね。
そういうことが、路線スターには求められているのかなと最近思います。そしてそれは早いうちに成果を出さないと、トップには繋がらないのだろうとも。
どうしても人事を妄想すると、スポンサーとかファンの多さに目が行きがちなのですが、やはり観客の同意がなければ舞台は成功しませんものね。
そろそろ101期生以下のそんな舞台成果を本公演で見たいなぁと思います。