朝海ひかるさんがルドルフで一気に駆け上がった時の衝撃たるや、いまだに忘れられません。

あの美しいルドルフ…。


望海さんのベネディクトは、トップ路線を確実にした当たり役だったと思います。

おささんのあさきゆめみしの刻の霊も強烈でした。あの作品をみて、おささんでトート見たいよね、という声が上がっていたのを覚えています。そしてそれは現実になりましたね。


やっぱり、3.4番手時代や研8〜10に本公演で当たり役を持つことって重要なんだなぁと思います。


その点、宙組はその時に、当たり役を出せなくて…という人が多かった気がします。

動く大道具なんて、揶揄をされた頃もありましたね。

ですが、ずんちゃんは爪痕を残そうと必死に戦っている気がします。

ベネディクト、アギラール、これまで演じてきた人たちとは違う、自分らしく役を造形してきているなと思うのです。そしてどれも、好評価を得てきた結果が、宙組初の生え抜き2番手をまさに手にしようとしている今なのだろうなと。


当たり役って、ファンじゃない人に、おお、こんな役もできるのね!とか、今回はこの人が印象に残った!素敵だった!と言われる役のことだと思います。


いわばファンの裾野を広げてくれる役。


芝居ではなく、ショーでもいいと思います。

劇場で、観客を唸らせる芸を見せられるかどうか。

爪痕を残せるかどうか。


例えば、ありちゃんはピガールのとき役どころがあまり良くありませんでしたが、あのピルエットが結構話題になりましたよね。


そういうことが、路線スターには求められているのかなと最近思います。そしてそれは早いうちに成果を出さないと、トップには繋がらないのだろうとも。


どうしても人事を妄想すると、スポンサーとかファンの多さに目が行きがちなのですが、やはり観客の同意がなければ舞台は成功しませんものね。

そろそろ101期生以下のそんな舞台成果を本公演で見たいなぁと思います。


こっちゃんの1789には歓喜の声が上がりましたね。

私もすごく楽しみにしている一人です。

しかし、今回ジャガービートのスチールを見て、合わないと思っていたトートも意外といけたんじゃないか、とほんの少し残念にも思いました。


宝塚で上演されてから四半世紀、星組ではまだエリザベートを一回しかやっていないのですよね。

各組二回以上やっているのに。

一度構想はあったようですが。


ありちゃんが仮にトップになったら、思い出再演枠として上演はあり得そうですね。


ではエリザベートは?と言うと、ありちゃんの相手役候補生の中には見当たらないのですよね。


エリザベート役者って二パターンある気がしています。

顕著に現れるのが、私だけに、の解釈でしょうか。

宮廷に入って私はこういうふうに生きたいの、という魂の叫びのような歌い方と、私はこういうふうに生きてみせる、という決意の歌い方。


はなちゃんとみろりちゃんの解釈の違いがこんな感じだったなぁと思います。


しかし、どちらのパターンにせよ、いまありちゃんの相手役になりそうな世代で、エリザベート役者が見当たりません。

シシィが見つからないと、星組でのエリザベート上演は実現できませんよね…。


あ、ひっとん残留ならあり得るかもしれません。

ひっとんが1789でマリーアントワネットを演じるならば、現実味が増すかもしれません。でもそれが実現したら、ますます経歴がちゃぴとそっくりすぎますね。

促成栽培、スポンサー同じ、ジュリエットにアントワネットに…笑。

なんとなく、ひっとんは添い遂げなのかなと思っていましたが、ありちゃんとの並びも綺麗なんですよね。


フランツは極美さん、ルキーニは天飛さん、ルドルフは稀惺さんかな?

うん、期待できそうです。


とまぁ、こっちゃんでエリザはないという前提であれこれ妄想してみましたが、こっちゃんであるならば大歓迎です!

大迫力の最後のダンスが聴けそうです。

じゅっちゃんは、ないのかな…というのが予想です。

宙組のトップ娘役を振り返ると


花總まり→紫城るい→陽月華→野々すみ花→実咲凜音→星風まどか→潤花


一作だけだったるいちゃんを除いて、その当時のトップ娘役戦線一番手が就任しているんですよね。

研一の頃から、この子はトップ娘役にする、と仕込まれてきた子のみ、就任している。

スーパー娘役を戴くことで組を形作ろうとしてきたのだと思います。

花組と対照的ですね。


となると、今の一番手は間違いなく星空美咲ちゃんです。まどかちゃんの退団を待ってからでは、ちょっと旬が過ぎてしまうと思いますし、エリスをやってお輿入れ、十分にありうるかなと思います。


男役がそのまま持ち上がると、ずんじゅりもなんだか新鮮味にかけるので、やはり娘役が組替えで来るのかなと思っています。


ところで。

せおっちが歌劇の表紙に決まりました。

95期神7の中で、ずんちゃんだけがいまだに表紙になっていないことになります。

順当にいけばこのまま宙組2番手になるはずですが、来年は一つも表紙枠があかないんですよね。

柚香、星風、水美、永久輝、月城、鳳月、彩風、朝美、礼、瀬央、真風、芹香、で12人のまま。

新2番手とはいえ、他組の2番目や3番手より2年遅れになるとは…


ということから逆算して、もしかしたら、宙組の2番手が組替えでやってくることもあり得るのかも、と思っています。


当初は永久輝さん宙組もよぎったのですが、綺城さんが花組に戻るのでそれはなさそうだなと。

水美さんだと、花組感が強くなってしまいますし。

瀬央さんは出す気があるなら、2番手羽背負わせてしまっても問題はなかったはずですし、考えづらい。

うーん、誰なんだろう…でいつも思考が止まってしまいます。


ただ、桜木さんの行き先は組替えがありうるとしたら、月組じゃないかなと睨んでいます。月城鳳月体制も3作になり、新しい人材投入があってもいいかなと思うので。


今時点では東上公演2回やっているのは、キキちゃんとずんちゃんだけなんですよね。鳳月さんはまもなく開幕、朝美さんも予定されてはいますが。

歌劇の表紙に踊らされた私ですが、冷静に考えれば舞台を任されている方がトップへの期待が高いと言えるかもしれません。


かつて71期がトップ4人揃い踏みしましたが、その煽りで新専科ができたり、ずいぶんその後の人事がゴタゴタしました。同期を揃えるのは話題性はありますが、副作用もまたあるものだなと思わざるを得ません。どのファンも穏やかに納得する人事というのは夢物語ですね。