ななみの人生の楽園日記

ななみの人生の楽園日記

人生をより楽しく、豊かに生きるための私なりのメソッド

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自分以外の人はすべてうらやましい。

大げさでは無く、一番落ち込んでる時、私はいつもこう感じていました。
Aさんはお金持ちだし、Bさんはやりがいのある仕事に就いてるし、Cさんには友達がいっぱいいるし…てな具合で、今思い起こすと浅ましい限りですが、実際そう思えるのだからどうしようもありません。

本を読んだりすると、人と比べるのはやめましょう、と書いてある。そりゃそれが出来たら楽でしょうが、どうしたらそれが出来るのかさっぱり分からない。
山にでもこもって人との繋がりをシャットアウトしてしまえば出来るかもしれないけど、余りにも現実離れ。

一体、自分の気持ちが落ち着ける場所はどこにあるのかなあ、幸せってどこにあるのかなあ、と晴れない気持ちをズルズルと引きずってる最悪の人間でした。

そんな私に道を拓くきっかけとなってくれたのが、前に少し書いた呼吸法でした。

呼吸法にも随分いろいろなものがありますが、基本的な呼吸法は次のような感じです。

まずは丹田の上辺りで手を重ね合わせます。男性は右手を上に、女性は左手を上にします。重ね合わせなくてもいいのですが、呼吸法をする時は丹田に意識を置くことが重要なんです。だから重ね合わせたほうが意識が集中しやすいのです。

ところで、丹田てご存知ですか。お臍の下大体5~6センチ、もしくは自分の指4本分くらい下のお腹の奥にある場所、気のエネルギーが蓄えられると言われている場所です。

椅子に座ってもいいし、あぐらをかいてもいいです。リラックスして、でも姿勢は良くして、まず吐いていきます。吐く時は口からゆっくりと、フーッと吐いてもいいですが、軽く閉じた歯の隙間から静かにシューっと吐くと意識が集中しやすいです。理想的には12秒程かけてゆっくり吐き、吐き切ったら1秒止めて、次に鼻から2秒で吸います。これでワンセット。

最初はまずは上手く行きません。自分は息を上手く吐くことさえ出来ないとちょっと愕然とするかもしれません。意識もあちこちへと飛びまくると思います。
特に心が詰まってるような時は、人間として呼吸するなんて当たり前のようなことが実にしんどくて出来ないものです。

しかし、少しずつ出来るようになってくると、非常に心が落ち着いてくるのがわかります。そして少しずつ自分の内側に入って行く、という感覚が分かってきます。
そうしたら、自分の内側にはものすごく広く、深い世界が広がっているという感じが理屈で無く分かってきます。

そこまで来たら、その感覚は自分にとって大変心地よく、その心地よさを外的要因で乱されたく無いと思えてきます。つまり、自分の中に少しずつ、芯とも言えるべきものが出来てくるんです。

この感覚が解りだして、私は自分の外側に幸せを求めることは虚しいこと、まして人を羨むなんて愚かも甚だしい、ということがお腹に落ちるようになって行きました。