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おはようございます、七実です。

昨日アップした記事を読んでくださった方から、
「ななたん、調子悪いの? 元気??」
というようなご心配メールを頂戴しました。

確かに心配ごもっとも、でございます。
本当に人騒がせでごめんなさい。でも、私はとても元気です。

こんなことになった経緯としましては、
学年末テストで、おねえ自身が設定した目標に達しなかった場合、
春休みは「何か」してもらう約束になっていまして、
「ガリガリ勉強」か、「家事を任せる」かで悩んだのですが、
後者を選んだ、というわけでございます。

いやーお恥ずかしい限りでございます。
そして、心配してくださった皆様、
本当にごめんなさい。そしてありがとうございました。

ついでに、図々しくコメ欄も開けさせてもらいましたので、
よかったら、なにか書いてやってください。

というわけで、まだお読みになっていらっしゃらない方で、
お時間の許す方は、本文へお進みくださいませ m(_ _ )m

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今はまだ春休みの宿題と格闘中のおねえへ

春休み中は、一切の家事を引き受けてくれて本当にありがとう。
おかげでお母さんは、自分自身の人生と向き合う時間を
たくさん作ることができました。

実は、おねえが一生懸命洗濯やお料理をしてくれる姿を見て、
とても感動していました。毎日涙が出るのをこらえていました。

家事は大変だからいやだと言っていましたね。
その正直な感想、微笑ましかったです。

それでも毎日毎日たくさんの重い洗濯ものを干して、取り込んで、たたんで。
立派だなあと思いました。

お料理も、お味噌汁、カレー、野菜炒め、唐揚げ、サラダ、ラーメン、
おにぎり、焼きそば、さっぱり煮・・・。家族のためによく作ってくれました。
中でも、餃子は絶品でした。また食べさせて下さい。

レシピだけで作ったものもありましたね。
おねえの包丁から繰り出されるお料理はどれもおいしく、
成長を感じさせるものがありました。千切りはまだ千切りには
遠いけれど、そんなことはたいしたことではありません。
いつか出来るようになればいいだけです。

「またカレーだけどいい?」と遠慮がちに聞いてきた時、
食べてくれる人の気持ちを考えられているその気持ちに、
ぎゅうっと抱きしめたくなりました。

日々の買い物では、食材や日用品が意外に高いことに
驚いていましたね。それでいいんです。知ることが大事です。
予算を立てて、予算の中でやりくりするのは、難しいですね。
世の中にお金はあふれていて、あなたのお小遣いは増える一方で。
お金の使い方の勉強になったのならよかったなと思います。

なにげなく通り過ぎているひとつひとつの出来事に
誰かの心配りがあることに気付いてくれたでしょうか。
切れた電球は、誰かが取り換えなければ、暗いまま、なのよね。


急なお客様にもよく対応しましたね。事前の準備もよくできました。
普段の目線では気にならないことも、お客さん目線でみると
新しい発見があったのではないでしょうか。

おねえが掃除してくれた部屋やトイレは、掃除してくれたおねえのために、
汚さないようにきれいに使おう、と思えました。
自分の手で部屋がきれいになっていくのはどんな気持ちでしたか。


「手伝うよ」と声をかけても、ほとんど「手伝って」とは言いませんでしたね。
お母さんは普段すぐにおねえに「手伝って」と言うにもかかわらず。
そのプライド、潔さ、とてもステキに思えました。

それに、お母さんがおねえが頑張っているからと、お皿を洗ったとき、
きっちり気付いて「お皿洗ってくれたんだね、ありがとう」と
言ってくれましたね。

誰かがしてくれたことに気づいて感謝する気持ちを
それは、ごく普通なことなんだけれども、
その気持ちを持っていてくれたこと、嬉しかったです。

慣れない家事の合間に、自室で勉強もしていましたね。
宿題を終わらせることがやっとだったかもしれないけれど、
「自分の時間」というものの大切さを感じてもらえたでしょうか。

限られた時間の中で、自分のやりたいことをやること、もしくは
時間が制限されて、やりたいことができないことのもどかしさを
感じることができたでしょうか。


今回の出来事は、実はお母さんにとっても大きな転機になりました。
おねえが家事をやってくれている姿を見て、
家事について、家族についても、考えさせられる2週間でした。

おねえは「家事は大変だからいやだ」と言っていたけれど、

大好きな家族のために料理を作る、
大好きな家族の洗濯をする、
大好きな家族が住みやすいように掃除をする、
それはとても幸せな仕事だと思います。

でも、これは、これからおねえがもっと大人になって、
好きな人ができて、一緒に暮らしたいと思った時に
わかることかもしれませんね。


今回のことが、これからのあなたの人生の中の、
面白い経験のひとつになれば、嬉しいです。

最後に。

お疲れ様。本当によくがんばりました。HANAMARU
ありがとう。

今日から2年生だね。
青春を満喫して、より自由に大きく羽ばたいてください。

いつでも 母は あなたの味方です。