ワーホリでオーストラリアに滞在中の主です。

今はビクトリア州のBendigo という所にいるのですが、ここは主に地元民、永住権を持ったインド人またはインドネシア人が住んでいます。


私は12月末から5月初旬まで滞在しましたが、ここでのいい思い出は職場で出会った友達との出来事だけです。期間中にシェアハウスへ2軒滞在しましたがそこでの経験は現段階で最悪な思い出です。


一軒目のシェアハウス

私の主な移動手段は電動スクーターでした。家から街へは15分ほどと立地は良く、一緒に入居した女の子たちと3人部屋で週100ドル(約1万円)とBendigo内ではかなり破格です。ではこのシェアハウスの問題は何かと言うと、私がBendigoに来たことを後悔させる原因の1つにもなったオーナーです。


私は工場の夜勤勤務をしていて、週末は休みでした。本来なら家でゆっくりしたいところですが、私が入居した数日後からスリランカ出身のハウスメイトが掃除に関するクレームを全員に頻繁に言うようになり、居心地が悪くなったため常に外泊するようになっていました。

それを知ったオーナーは、私が出かける前に今週の予定はと聞いてきて、2人で出かけたい。他の女の子たちには興味ないから2人きりがいい。と言います。

ちなみにオーナーは妻子持ち、40代です。


掃除に関するルールでハウス内の人間関係がギクシャクし、私は家を出ようかと考えるようになりました。そして、4月中旬ごろにオーナーが妻子とこの家に移ろうと思うんだけど良い?と聞いてきて、Noと言ったってどうにもならないだろという言葉を心にしまい、ほどなくして家族は引っ越してきました。

ここからの生活は私にとって苦痛でしかありませんでした。


子供3人は常に騒いでおり、私が買ったお菓子を勝手に食べる、私が調味料等を置いた棚を荒らしてそのまま放置。私がいるいないに関わらず部屋のドアを勝手に開けて物を漁る、盗ることもありました。オーナーは何も言いません。嫁も何も気にしていないようでした。夜勤終わりに十分な睡眠をとることもできず、ただ生活するだけでも膨大なストレスがかかっていました。


1番最悪だった出来事は、私のスクーターを子供が頻繁に叩いたりしており、ついにはベルを壊されました。後から分かったことですがオーナーも時たま勝手に触ったりしており、その使い方は決して良いとは言えるものではありませんでした。


以上のような出来事は私が出て行くと決めるには十分すぎるものでした。

本当なら他の州へ行きたいところでしたが、スクーターを新品で買ったためまだ高値で売ることができます。仕事のシフトの兼ね合いもあり1週間働いてから移動しようと決めました。



2軒目のシェアハウス

残りの1週間1軒目のシェアハウスで過ごせたら良かったのですが、オーナーからの「もうすぐ出て行くんだったら最後に2人で夜ご飯に行こう。遠出もしよう。」という意味不明な誘いを断るとオーナーの態度が一変し、即日出て行けと追い出されました。


しかし、Bendigo での家探しはそう簡単に行くものではありません。週200ほどの家に移るしかないかと家を出ようしたところ、オーナーから声がかかりました。

150ドル(1人部屋)+25ドルの光熱費で1週間滞在していいよという提案でした。しかしそこは街まで車で30分ほどのEpsomという、車なしではとても不便な場所でした。その時の私には選択肢がなく、泣く泣くそこへ滞在しました。

オーナーが車で送ってくれました。移動中の車内では、「もっとこうしてくれてたら」「俺は善人、こんな人間から離れるなんてもったいない事してる」「怒ってるでしょ?」など話しかけられ、以前から思っていたことですがオーナーの車に乗ることはとても苦痛です。

しかし私は立場が弱いため文句を言えません。

適当に受け答えすること30分、シェアハウスに到着しました。


幸いそこには子供もペットもおらず、2人のハウスメイトがいるだけです。場所こそ不便でしたが生活面ではストレスが減りました。

ただビクトリア週を出るまでの1週間だけと言い聞かせ仕事をこなし、荷造りを済ませた退去日の前夜、オーナーが家に来ました。


「スクーター壊れてるって言ってたでしょ、代わりに売っといてあげるから置いて行きなよ。ベルもないしバッテリー容量だって状態良くないしね。」とヘラヘラしながら言われて、私はオーナーが嫌いだなと改めて思いました。壊したのは他でもなくオーナー達であり、バッテリー状態は非常に良いです。


加えてこのオーナー含めてインド人は独特な英語の話し方をするため会話がスムーズに行きません。

ストレスを抱えながらも会話を切り上げ自分の部屋に戻りました。

オーナーからは駅まで送るやら助けてあげるやら色々言われましたが絶対に頼らないと心に誓ったため全て断り、部屋に戻って眠りそのまま出発しました。




間違いなく私の中での最悪な経験でした


私はビクトリア州とインド人には苦い思い出しかないので、考えるだけで体験した出来事が蘇ってきません。ワーホリや世界一周した人からはインドへの自分探しを提案されますが、私は微塵も行きたいという気持ちにはなりませんでした。

Bendigoで出会ったインド人全員に対していい思い出がありません。平気で嘘をつく、人を騙すことを何とも思っていない、自分の意見が絶対、人の意見は聞かない。

私は人種で決めることはしたくありませんが、そう思わざるをえないほど、そういった経験が多すぎました。


これも経験、と言い聞かせ、次なる場所へまた冒険しに行きます。