ワイフとふたりの子供の生存の確認ができ、ひと安心した私でした
早速外務省に連絡をし、全員の無事を確認出来た事を伝えました
緊急連絡が取れるようにJTBの天使には私の携帯番号を教え、午後には仕事へ出掛けました
外は清々しい小春日和で昨日からの不安な気持ちが嘘のように晴れ晴れとした気分でした
しかし…
当の本人たちから全く連絡が無いのです
私としては『生存の確認、ケガもなく無事』という安心要素はあるものの
やはり本人達の声を聴くまでは何となく不安が付きまとっていたのです
《もしも、人マチガイだったら…?》
シャレになりません
でも夕方にはまたJTBの天使が、ちゃんと予定通りの明日28日の便で成田に到着しますとの連絡が入りました
人マチガイという不安は解消されましたが
やはりどんな状態で帰ってくるのか心配に成ってきました
私は昨日あれだけ精神的に追い込まれ落胆したのがトラウマとなり、全ての面で楽観視する事が出来なくなっていました
異常なほどの危機管理能力が身についてしまったのです
《もしかしたら、恐ろしい惨状を目の当たりにして精神的に傷を負ってしまっているのではないか…?》
《もしかしたら、ほとんどの荷物が水浸しになって、着のみ着のまま帰ってくるのではないか…?》
《トラウマとなって二度と海へは行けなくなっているのではないか…?》
そう心配になった私は翌日の朝7時半過ぎに成田に到着するワイフと子供たちを空港まで迎えに行くことに決めたのです
翌朝7時前には成田空港に着き、冷え冷えとした到着ロビーで待っていました
すると、到着の時間が近づくにつれ各局のテレビクルーたちがぞろぞろと集まって来ました
なるほど、プーケット帰りの旅行客から現地の生の惨状を取材できるというのは報道的にはおいしいワケで
私は頭の中でポン!と手を叩き
《ここで一発、アタチも感動的な再会シーンを演出して大芝居でもカマしますか?》
などとよからぬ企みが浮かんだのです
到着時刻を過ぎ、そろそろ到着ゲートから登場するだろうと思い、大芝居の幕を開けようとすると…
うちの愛娘が先にゲートからピョコピョコと現れ、
すぐに私を見つけては満面の笑顔で駆け寄って来たのです
私はその笑顔と元気そうな姿を見たら、つい感極まって
思い切り抱き締めて泣いてしまいまちた
企んでいた総ての演出とシナリオは芝居を飛び越え、一瞬にしてリアルな感動のドキュメンタリーと化してしまったのです
しゃがんで娘を抱き締めた後、起き上がり涙目の顔を上げると…
私の目の前にテレビカメラがドーン
横にはマイクを持ったインタビュアーがいつの間にか立っており…
NHKでした
そうなんです…
その日の
正午と
夜の7時と
10時のNHKのニュースで
私の泣き顔はドアップで全世界に放映されてしまいまちた
そのうち午後10時のニュースではアタチのドアップの泣き顔がオープニングタイトルを飾り
【感動の再会】とデカデカとテロップまで出ておりまちた
しかも、アタチがしゃべった言葉の全てがマイクに拾われ、字幕まで出ておりまちた
やっちゃいまちた
この映像は各方面に大反響を呼び
海外に住む友人からも電話をもらいました
しばらくは有名人になり、おとなしくせざるを得ない状況になりまちた
ちなみにワイフも到着後の通路でNHKからインタビューを受け、ニュースにその映像が流れたのですが…
悲惨な状況を語っている割りには
現地のビーチで細く三つ編みにされたヘアスタイルと、真っ黒に日に焼けた顔という
全くアンバランスな悲壮感の漂っていない映像でちた
そしてアタチの映像と言いますと
少し引いたアングルで娘を抱き締めている後ろ姿が映し出され
そのバックではワイフと息子が立ち、抱き締められている娘含めて3人の顔が映し出されたのですが…
3人とも笑顔でした
その後涙目のオヤジがドアップのカットとなり、ワイフに向かってしゃべくっているという約10秒ほどの映像(PV)でした
とんだお騒がせ家族なワケです
【つづく】
早速外務省に連絡をし、全員の無事を確認出来た事を伝えました
緊急連絡が取れるようにJTBの天使には私の携帯番号を教え、午後には仕事へ出掛けました
外は清々しい小春日和で昨日からの不安な気持ちが嘘のように晴れ晴れとした気分でした
しかし…
当の本人たちから全く連絡が無いのです
私としては『生存の確認、ケガもなく無事』という安心要素はあるものの
やはり本人達の声を聴くまでは何となく不安が付きまとっていたのです
《もしも、人マチガイだったら…?》
シャレになりません
でも夕方にはまたJTBの天使が、ちゃんと予定通りの明日28日の便で成田に到着しますとの連絡が入りました
人マチガイという不安は解消されましたが
やはりどんな状態で帰ってくるのか心配に成ってきました
私は昨日あれだけ精神的に追い込まれ落胆したのがトラウマとなり、全ての面で楽観視する事が出来なくなっていました
異常なほどの危機管理能力が身についてしまったのです
《もしかしたら、恐ろしい惨状を目の当たりにして精神的に傷を負ってしまっているのではないか…?》
《もしかしたら、ほとんどの荷物が水浸しになって、着のみ着のまま帰ってくるのではないか…?》
《トラウマとなって二度と海へは行けなくなっているのではないか…?》
そう心配になった私は翌日の朝7時半過ぎに成田に到着するワイフと子供たちを空港まで迎えに行くことに決めたのです
翌朝7時前には成田空港に着き、冷え冷えとした到着ロビーで待っていました
すると、到着の時間が近づくにつれ各局のテレビクルーたちがぞろぞろと集まって来ました
なるほど、プーケット帰りの旅行客から現地の生の惨状を取材できるというのは報道的にはおいしいワケで
私は頭の中でポン!と手を叩き
《ここで一発、アタチも感動的な再会シーンを演出して大芝居でもカマしますか?》
などとよからぬ企みが浮かんだのです
到着時刻を過ぎ、そろそろ到着ゲートから登場するだろうと思い、大芝居の幕を開けようとすると…
うちの愛娘が先にゲートからピョコピョコと現れ、
すぐに私を見つけては満面の笑顔で駆け寄って来たのです
私はその笑顔と元気そうな姿を見たら、つい感極まって
思い切り抱き締めて泣いてしまいまちた
企んでいた総ての演出とシナリオは芝居を飛び越え、一瞬にしてリアルな感動のドキュメンタリーと化してしまったのです
しゃがんで娘を抱き締めた後、起き上がり涙目の顔を上げると…
私の目の前にテレビカメラがドーン
横にはマイクを持ったインタビュアーがいつの間にか立っており…
NHKでした
そうなんです…
その日の
正午と
夜の7時と
10時のNHKのニュースで
私の泣き顔はドアップで全世界に放映されてしまいまちた
そのうち午後10時のニュースではアタチのドアップの泣き顔がオープニングタイトルを飾り
【感動の再会】とデカデカとテロップまで出ておりまちた
しかも、アタチがしゃべった言葉の全てがマイクに拾われ、字幕まで出ておりまちた
やっちゃいまちた
この映像は各方面に大反響を呼び
海外に住む友人からも電話をもらいました
しばらくは有名人になり、おとなしくせざるを得ない状況になりまちた
ちなみにワイフも到着後の通路でNHKからインタビューを受け、ニュースにその映像が流れたのですが…
悲惨な状況を語っている割りには
現地のビーチで細く三つ編みにされたヘアスタイルと、真っ黒に日に焼けた顔という
全くアンバランスな悲壮感の漂っていない映像でちた
そしてアタチの映像と言いますと
少し引いたアングルで娘を抱き締めている後ろ姿が映し出され
そのバックではワイフと息子が立ち、抱き締められている娘含めて3人の顔が映し出されたのですが…
3人とも笑顔でした
その後涙目のオヤジがドアップのカットとなり、ワイフに向かってしゃべくっているという約10秒ほどの映像(PV)でした
とんだお騒がせ家族なワケです
【つづく】