透明な風、猫の背中。




リディック見てきました。いつものようにネタバレ満載。
見てすぐ書かないと、微妙に忘れるのでまず、感情まで思い出す所から始めてみましょう。


これは試写会が当たったんだけど、運悪くお仕事で行けなかった映画で、こうなったら絶対見るもんね。(こうなったら絶対見ないもんね。ってならない所が私の良いところ)と思っていたら、割と早いうちに見に行くことができました。
私も見るまで半信半疑でした。おもしろいのか?
答えはおもしろい!



まず、後から調べてわかった事ですが、リディックは『ピッチブラック(2000)』の続編なのです。
もちろん、前作見て無くても全然平気。でも、できれば見ることをオススメします。


リディックはお尋ね者です。一応悪いヤツ。でも、ポリシーを持っている悪いヤツなのです。
過去にリディックに憧れていたキーラに会いにクリマトリアの刑務所に行った場面で、確かこんなセリフがありました。
『仲間を信じる悪いヤツと、力にへつらう悪いヤツがいる』みたいな事。
ごめんなさいね。超うろ覚えだけど、でも、自分なりのポリシーを持った悪いヤツなんだですよ。リディクは。


今回の映画でいきなり出てくる設定なんだけど、全宇宙の支配を目論む狂信集団ネクロモンガーの侵略を止められるのはリディックだけ。
ネクロモンガーの一番偉い人、ロードマーシャルがフューリア人に滅ぼされると予言され、フューリア人を徹底的に殺してきたんだけど、リディックはその生き残りだから。


世界観やセットやCGは凄くいいと思います。
リディックもとってもかっこいい!完璧な正義でない所が、人間らしくて惹かれちゃうのかもね。
偽善的でないのでわざとらしい感動!にもならない所も好感。自己犠牲でもないし。
…そういうアメリカ映画を見ても、素直に感動するんだけど。


今回の『知ってる人』(過去のレビューも併せてご覧下さい。私は見る前に下調べはしていかない方なんですが、映画を見てこの人知ってる!出てたのね。。とか、この人見たことある、誰だっけ?って言う人を単に『知ってる人』と言っています)は、ヴァーコ司令官役のカール・アーバンです。
ロードオブザリングのエオメルね。
…なんだか渡辺謙ぽくない?!と、妙に親近感のわくキャラでした。


もちろんリディックかっこいい!ひょうひょうとしているけど、ちゃんと見ててくれて、筋も通っている。(もちろん私はキーラの目線で見てる)



ラストの意見は分かれる所でしょうけど、私は超納得。そして続編も見たいなぁって思っちゃいました。
ヴァーコの立場はどうなる?リディックと戦うの?って思ってたんだけど(普通リーダー殺されたらそうかなって)、意外な結末と、それを一言で納得させられて、ラストとしてはいいんじゃないかなと思いました。