透明な風、猫の背中。

再掲載




フリーメイソンに守られてきたテンプル騎士団の秘宝!
秘宝の行方を3代に渡って追い続けてきたゲイツ家の末裔ベン・ゲイツ(ニコラス・ケイジ)は、その封印を解く鍵がアメリカ独立宣言書にあることを突き止める。
3代といっても、ベンとおじいちゃんは胸をときめかせ追いかける派!お父さんは途中で諦め気味の現実派!だけど心のどこかで諦めたくない気持ちが…。


やっぱり宝探しはわくわくしますね。謎解きもテンポ良く、ニコラスケイジの微妙な脱力感も手伝って(バリイケメンタイプじゃないでしょ?)、見ていてどきどきわくわくの映画でした。


公文書館の美人博士ヒロイン役にダイアン・クルーガー(トロイの可愛い子!)、ショーンビーン(ボロミア!どうしてもお兄ちゃんに見えて…)も悪役で出ています。



宝探しの王道ストーリーなので見ていて疲れる事がなく、クセもないのでまた見てもおもしろいかも。
だって一番印象に残ったのは、ワシントン記念塔。
フォレストガンプが彼女と再会した場所よ!って感動しちゃいました。ああ、一度行ってみたいわぁ。
意地悪な見方をすればそつがなく、何書いていいかわからないんだけど。
でも!おもしろかったのは事実です。



帰ってきてからテンプル騎士団について調べました。キリスト教のなんだか守る団体?!位しか知識がなくて。恥ずかしいですね。


『テンプル騎士団は、中世ヨーロッパ・キリスト教社会に存在した騎士修道会のひとつ。
12世紀のはじめ頃にエルサレム王国で巡礼道の治安を守るために設立されたが、1128年にローマ教皇の公認を得た修道会となってから主にヨーロッパで発展した。各国に支部がおかれ、寄付による広大な所領をヨーロッパ各地に有し、金融業を営んで巨万の富を得た。

テンプル騎士団が執り行う儀式の秘密めかした神秘性に対する外部の偏見等の為告発され解散。テンプル騎士団の入会などで行われる儀式の内容は、非公開と定められていたため、騎士団を中傷する口実として男色・黒魔術・悪魔バフォメットを崇める偶像崇拝などと糾弾された。

騎士団の解散後、幹部の修道騎士たちは異端として火刑に処された。テンプル騎士団の所領は聖ヨハネ騎士団に移管されたが、財産の一部はフランス王の要求により王権に移譲された。

テンプル騎士団と総長らの名誉回復は、19世紀初頭に至ってようやく行われた。』


なんとなくダークなイメージがあったのは、後半部分の誤解だったんですね。納得です。
ラストも私好みで(意外性があろうとなかろうと)、見終わった後スッキリします。