透明な風、猫の背中。




大統領専用機のことをエアフォース・ワンというんですね。
アクション映画として、TVで見るなら十分おもしろかったと思います。
大統領はハリソン・フォード。



まずは、アメリカ万歳!的な感じがして、ちょっと興ざめした部分もあったんですが、普通のアクションとしてはおもしろいアイディアの映画だと思います。


なんて強い大統領!大統領はヒーローであり父であるって、アメリカの好きそうな感じですね。現実の大統領はヒーローであるべき、は賛成です。私も格好いいと思いました。総理大臣が自衛隊の出身で強くて…なんて考えられないですけどね。


ラストの、「大統領は無事なのか」の副大統領らからの問いに、「はい!無事です」ではなく、「今からこの機はエアフォース・ワンとなります(正確なセリフ 忘れちゃった)」って答えるところは、ぐっと来ますね。なんてうまい演出!セリフ回し!同じ内容を伝える内容なのに、ずっとずっとおおーー!って思えまし た。



もちろんテロリストは許せませんし、大統領を狙おうなんてとんでもない奴だとは思いますが、映画での敵の描き方にちょっと不満がありました。敵も魅力的で こそ最高!…なのはテロという内容上おいておいたとしても、ヒーローを盛り上げるためのくだらなくて愚かな脇役にしか見えなくて、ちょっと残念でし た。テロや戦争について描いたものではなく、あくまでアメリカ万歳のアクションヒーロー映画なのでしょうがないのかな。


ユナイテッド93なんかを見た後だから余計なんだと思います。これは、そこまで考えず善悪ハッキリ分かれていて、迷いなくヒーロー側に感情移入して見ればおもしろいと思います。お気楽にね。