透明な風、猫の背中。




13歳の女の子が、中身はそのまま30歳の成功した女性になっちゃう。
とてもおもしろいラブコメディでした。
こういうの大好き!



クラスに何人かいるちょっと大人っぽくて高飛車な女の子グループに憧れる、地味な主人公。
ちょっとださいけど優しくて想ってくれている男の子の幼なじみをよそ目に、そのグループに入ろうと背伸びしているんです。
魔法の粉をかぶった事から、目を覚ますと30歳に!それも早くああなりたいと思っていた、バリバリのキャリアウーマンで誰もが憧れる編集者。素敵な恋人と生活し、洋服や靴にも不自由しません。


30に憧れるというのはアメリカならではかな。服や靴、リッチで気ままな生活には憧れるけど、日本では20代だと思います。とは言ってもそのしぶさが可愛い主人公ですが。


女優さんは、本当に中には子供が入ってるんじゃないかと思うような魅力的な演技をしてますね。本性かも知れないけど!ジェニファーは、「デアデビル」のエレクトラを演じた女優さんでした。



それでもなんだか30歳になった自分は、思っていたような生活は手に入れたものの、不倫をしたり、人を陥れたり、ちょっと違う方向に行っているよう。
困った主人公は幼なじみの男の子を捜します。


この人がまた優しそうな人なんです!私も見ていて和んでしまうくらい。「死ぬまでにしたい10のこと」で主人公が新しく作る恋人役をしていた人です。あの時も優しそうだなーって思ってました。


主人公は本当に大事な物に気が付きますが、ふられます!びっくり!ラブコメっぽくないですが、ラストはハッピーエンドになります。あの時ふられる事には大事な大事な意味があって、そこでうまくいったらダメだものね。



見ていると、「私は小さい時思い描いた大人になれているかしら?」と思っちゃいます。そして、くすぐったい位の懐かしさと、もう一度大事なものについて考えさせられるのです。
とっても素敵な映画でした。