透明な風、猫の背中。




ビル・マーレイ主演、クリスマスに3人のゴーストが現れて、性格の悪い社長が心を入れ替える。
クリスマス・キャロルはよく知らないんですが、とてもおもしろいお話でした。



ゴーストをCGではなく、ちゃんと役者さんがやってる所が良い感じ。
なんでもかんでも透ければ良いというものじゃないしね。


1人目は過去のクリスマスのゴースト。
豪快に笑いながら、ビル・マーレイを過去のクリスマスに連れ出します。
2人目は現在のクリスマスのゴースト。
一番のお気に入りの、乱暴な妖精タイプ☆笑いながらぼかぼか殴る所がおもしろいです。
3人目は未来のクリスマスのゴースト。
これはちょっと怖かった。このままで行くとたどり着くいやーなクリスマスを見せてくれます。



ビル・マーレイはおもしろいので、毒のある社長もおもしろいのだけれど、やっぱり最後の心を入れ替えたスピーチは素敵。口のきけない秘書の子供が話すシーンでは、おもわずほろりと来ちゃいました。


80年代の良い感じのクリスマス映画。丁寧に優しく作ってある感じで、好感が持てました。
クリスマスキャロルにも興味が出てきました。