透明な風、猫の背中。

2006.10.24記事再掲載




ラブ・アクチュアリー形式の映画、また発見です(他にはTHE有頂天ホテル)。こういうの好きなんですよね。
凄く静かで、ロマンティックな映画です。
良かったと思います。



謎の人工衛星GODの落とし物で、東京中が大停電に見舞われるクリスマス。サンタのプレゼント?


今年夏に東京でも停電がありましたけど、3時間程度だったようですね。
私は旅先にいたので、冷蔵庫を心配しておりました。
それもかなり驚くほど、今の日本では停電がありません。昔はたまにありましたよね?
ちょっと好きでした。ろうそくを付けて非日常な気分になって。


その「非日常」がロマンティックへと繋がるんでしょうね。



バラバラに登場人物が出てきて、次々と繋がっていくのは凄く良かったです。
子供の誕生あり、昔の恋あり、今の恋の終わりあり。


同じように甘く切ない恋の思い出を持つ、大人向けの映画のように思います。
普通に考えたら、結婚しているけど長子は昔の男の子供。とか、不倫とその終わり。とか、旦那に内緒で昔の彼に会いに行く。とか、書き方によっては下世話な感じにもなるかと思います。
ただ、サンタさんのくれた「非日常」のしかも「クリスマス」だからこそ、たった一晩だけ、そういう事をロマンティックに描くことが、許されるという感じでしょう。


これからの季節の夜に見ると、一層良いかも知れません。