透明な風、猫の背中。




デパートのおもちゃ売り場にサンタさんがやってくる!
…でもそのサンタはバッドサンタ。酒浸りの金庫破りでした。

下品さに付いていけない感がありましたが、BGMにクラシックが多く使われていて、不思議なほどラストにはすがすがしい気分に。



主演はビリー・ボブ・ソーントン。ラブ・アクチュアリーで嫌なアメリカ大統領をやっていた俳優さんのようです。
彼がサンタ、相棒の「小柄な人」が妖精で、子供達を迎えます。
が、それは昼間の顔。デパートが閉まると…。


サンタが最悪って凄くおもしろいんですけど、あそこまで最低じゃなくても…。
酒浸りはもちろんの事、えっちネタが満載で人とは見たくないですね。汚いし。


でも、サンタに関わってくる少年が実にピュアで可愛い!
見た目は良くないいじめられっこだし、太っているし、ぼーっとしているし、髪は大仏様のようなくるくるカーリーだし。でも、凄く素直で可愛い子なんです。ばかっぽくて可愛いっていうか?
バッドサンタとは対照的で、そのうちお互いがお互いに影響され、最後は凄く良いお話になっちゃいます。ラストのサンタの手紙が良いですね。



それと、凄くたくさんの聞いたことのあるクラシック音楽がBGMに使われていて、下品さを結構中和。
クラシックは良いですね。そのまま聞くと退屈になる確率高そうですが、映画のバックに使われるのが一番好きかも知れません。
下品さも2回目には慣れるもので、BGM聞きたさに2回見ちゃいました。
…慣れちゃダメかな。