透明な風、猫の背中。




タイムラインで好きになった、オベラ座の怪人のジェラルド・バトラー主演。
レンタル屋さんで偶然見つけた1本です。
とっても素敵なお話でした。



ジェラルド・バトラーを久しぶりに見ましたが、やっぱり格好いい!
髪の毛が短くなってるけどそれも良いし、また、確信したのが声の良さ。
顔無しの声だけでもすごーーーく格好いいんです。


あらすじとしては、耳に障害を持つ少年と母親とその母親が、DVの父親から逃げ暮らしています。母親は少年に「父親は船に乗っている」と優しい嘘をつき、 郵便局の私書箱を通じて、父親として息子の手紙に返事を書いています。次に引っ越した先は海沿いの街。そこに父親が乗っていると言っている船が偶然停船し ます。母親は一日だけの父親役をやってくれる船乗りを捜しに行きます。


まず、そこまでで凄く優しいお話ですよね。
ジェラルドはその一日だけの父親役をお金で引き受ける青年役。少年は凄くなつき、いつしか母親と青年も惹かれあっていく…。


ジェラルドと少年も見ていて心温まるんですが、最後のお別れの時の、母親とジェラルドのキスが忘れられません。とーーーーーーってもせつないキスなんです。ため息が出ちゃいますよ。ちょっと悲しいけれど。



DVの本当の父親は重病で死ぬ間際。それでも息子に会えないと怒鳴っていました。こわいわー。
その人のお姉さんは「最後だから」と必死で頼んでいて気持ちもわからないでもないけれど、私でも会わせませんね。



もろ手をあげてのハッピーエンドではないけれど、希望のあるラストでした。
ラスト後にまた母子がジェラルドに会える事を望んでやみません。