透明な風、猫の背中。




ばかにしてました。ごめんなさい!
ウルトラヴァイオレットより、アイランドより中身はありました。
おもしろかったです。



できれば劇場で見たかったんですが、残念ながら機会を逃して行けなかった作品です。

時は近未来、ウイルスにより人類の98%が死滅した西暦2015年。生き残った人間は最後の楽園の塀の中に隔離されて生きていた。とても綺麗な楽園ですが、時々人が行方不明になる。そこでは反政府の「モニカン」と呼ばれる暗殺者グループが政府を倒すために戦っている。シャーリーズ・セロンが演じているのもモニカンの一人、イーオンフラックス。


近未来のアクションって聞いて、シャーリーズ・セロンの美貌やアクションは良いけど、ストーリーはちょっと…って映画かと思ってましたので、見てびっ くりです。最初はちょっとわかりにくかったけど、中盤からわかりはじめて結構おもしろいという印象です。2回目には完璧に楽しめましたね。


ウルトラヴァイオレットはガン=カタだけで高得点。アイランドはまったくと言って良いほど驚きませんでした。そうでしょうそうでしょう。って感じで。イーオンフラックスの方が好きですね。


楽園の風景や、人々の住まい、施設などには日本文化の影があちこちに見られます。部屋のデザインなどは凄く和風で現代の匠が和をモチーフにデザインしたような、スタイリッシュなもの。
映画に和風が出てくるたび、なーんかいんちき臭い思いをするんですが、これはちょっとその上を行くおしゃれさですね。
よくよく見てみると、敵(政府軍)も忍者のよう。イーオンフラックスはくのいちなんですね。
アクションも良かったです。が、一番シャーリーズ・セロンがキレイに見えたのは、脳内でモニカンの統率者と話す時の白イーオン!花嫁さん効果とはこの事なのね。と妙に感心したほどキレイで可愛かったです。
そう、キレイと可愛いは両立するんです。(これもちょっと発見)



私は永遠に生きたいという、映画でよく見る悪人の気持ちが全然わかりません。死ねなかったら生きているのも辛いだろうなって本能でわかっているような気がします。
やはり、人は過去を知り、一回だけの人生だという平等な条件で、幸せに暮らしていこうと努力するものですね。