透明な風、猫の背中。



タイトルは聞いたことがあったけど、邦画だったんですね。
内容はそんなにおもしろいと思わなかったんですが、こわいです。
こういうの苦手…。
原作は東野圭吾の『レイクサイド』です。


サスペンス的な要素はあんまり良くありませんね。でも、題材自体はとってもこわいものです。
だって日本人だもの!ありそうだもの!


子供は持った事がありませんが、気持ちもわからなくない所がまた…。
いやわかっても違う道を選ばなければならないんですけどね。


淡々と証拠隠滅をはかる親達…。いや、こわい!


ハリウッド映画なら、殺された女性を殺されて当然のように描いて、健気なお父さんお母さんでアクションなんかもあって、逃亡劇で、絶対こっちが正義!ってすがすがしく描いてくれちゃうんでしょうね。イナフか…。


子供達の本音が聞けず、語った部分もなく、そこがまたこわさを引き立てています。殺人や証拠隠滅のこわさに拍車をかけているのは、子供と向き合えない闇の中を手探りで進んでいるような親の気持ちが被っているからじゃないかなと思いました。


話しましょうよ。