透明な風、猫の背中。



ロードオブザリングのサム役の、ショーン・アスティン主演のアメフトスポ根映画です。
アメフトの知識なんてありませんでしたが、凄く良かったです。



ルディは身体は小さいし、学力も低く、小さい頃からの夢だったノートルダム大のアメフトチームに入る夢を一端諦め、父の言うように製鉄所で働きます。
だけど諦めきれず、貯金をし、事故で親友が亡くなったきっかけで、夢に向かって歩き始めるのです。



並じゃない努力ですが、見ている方が辛くなるような感じはありませんでした。そういう所が良かったですね。
体格も小さく学力も低いルディにあるのは熱意だけ!という感じで、本当にアメフトが好きなんだなーと思いました。好きな事に関する努力は、辛いけど辛くないですよね。


そして本当にノートルダムに入り、チームにも入る事ができるんです。
ルディの努力と一途な気持ちの他に、それに心を打たれたチームメイト達の行動にも心打たれます。
これが実話じゃなかったら、うそくさーーーいと思ってしまうような内容なんですけどね。やっぱり実話って説得力があります。



ルディの努力は父親の心も溶かし、次へ続く弟達の道も開いたようです。
私も希望をもらえた気がしました。


ショーン・アスティンも凄く良かったと思います。子供のようにアメフトを思い続け、人々の心に入って行く所がキャラに合っていたと思います。

最後には自分も応援していて、一緒に喜んでしまいます。
辛い汗と涙のスポ根が嫌いな私でも、良い映画を見たなーと思えました。