「くらしのマーケット」くらべておトク、プロのお仕事。

 

 

 

 

先日、ある方の手記を見ていて思った事がありましたので、

今回は順を追った成長記録とは

ちょっと違いますが

書いていきます

 

その方は、

【小中学と普通級で学び

高校は偏差値の低い学校に入学したものの、続かず

その後社会に出たものの、知識がないから仕事も続かず

うつ気味になり、精神科でもしかしたら発達障害では?

と指摘されたそうです

長年のモヤモヤがはっきりしたそうです

親に相談したところ、「ああ!!やっぱり」

という事でした】

 

大人にってからの発達障害は診断されても

直接、支援の対象にはなりづらいです

 

 

行政の支援を受けるには、

やっぱり障害者手帳があるかないかが

大きいです

 

しかも発達障害では障害者手帳の申請は難しく

手帳の取得には知的障害での申請が必要です

知的障害の申請は大人になってからでは難しく

本人が社会で生きづらさを感じてからではもう遅いのです

 

つまり、親が子供の様子をよくよく観察して

自分の子供は障害者なのかどうかを見極めないといけません

その後の人生を

一般人として逞しく生きるか、

障害者として社会の理解を得て生きるのかを

親が子供のうちに決断しないといけないのです

 

小学生中学生で知的に伸び悩んでいて

グレーゾーンのお子様って沢山いると思います

 

現に息子も中学生までは普通校で頑張りましたが

その時の模試の成績は学年で100人中下から8番目くらい

 

息子より、成績の悪かった子が7人もいる・・不安

その子たちは

高校は多少成績が悪くても入学出来る高校に

入学していきました

その後はわかりません・・

 

うちは高校に向けての進路準備の段階で

知的障害者手帳を取得しました

高校支援学校への入学を希望していたので

その学校への入学には、障害者手帳が必要だったからです

 

 

しかし、高校に向けての進路選びには本当に悩みましたショボーン

今、知的障害手帳を取得して良いのか?

社会に出たら学業成績なんて関係ないのだから

このまま普通級で一般の高校に入学する方が良いのでは?

もしかしたら高校で伸びるかも!?

歩き始めるの遅かったけど、今は歩くの速いし・・

色々人よりちょっと遅いだけ?

今私が、知的障害のレッテルを貼って

息子の人生を決断して良いものか?ショボーン

 

グレーゾーンだからこそ

はっきりと決断できないで、ずっといました

 

色々と調べて調べて

本人といつも相談して

悩みに悩んで高等支援学校に決めました

 

そのおかげで、高校が手厚く社会人教育をして下さり

職場実習を何回もかさね

就職の斡旋やアドバイスもいただき

自分に合った無理のない仕事を見つけられたと思っています

 

高校生活は就職と自立に向けての3年間でした

その3年間の学びが本当に今、役にたっています

 

今でもあの決断は大正解だったと思っています

 

発達がグレーゾーン

このグレーゾーンって厄介ですよね?

思えば、幼稚園時代にも小学校時代にも

息子よりお勉強が苦手な子が沢山いました

 

うちは、生まれて直ぐにレックリングハウゼン病と診断されて

発達障害や知的障害の可能性を指摘されていたので

発達には常に気を配ってきました

養育や特別な指導も取り入れてきました

 

でも、生まれた時に

その指摘が無かったとしたら

息子の障害に気づけたか?と言われたら

自信がありません

 

多分、無理だったかもしれません

それぐらいグレーゾーンはあやふやなのです

でも親は見過ごしてしまっても

本人はいつかつまづいて、

生きづらさに心挫けてしまっていたかもしれません

 

現に、小学校では度々

「ヤオキ君はお母さんの心配する程の障害はないです、

息子より成績の悪い子は沢山居ますよ」

と先生からしたら、励まし?のお言葉をいただいていました

 

確かにそうかもしれません

でも、それは家庭で毎日、

2時間も3時間もつきっきりで

学習を教えているから、

なんとか学校で授業についていけてるだけであって

そこまでして学習しても、定着しないのは障害があるからでは?

という思いでいたのです

 

同じ時間、家庭学習していた長女は

その甲斐あって

常にテストは100点でしたので

その差は歴然でした

 

 

お姉ちゃんは学校の授業だけで、全て理解している

それプラス家庭学習をちょっとするだけで、いつも成績がいい

毎日知識がどんどん積み上がっている

 

それに比べて息子は、

より多くの時間、家庭学習を頑張っているのに

成績はギリギリ

昨日完璧に覚えたはずの事が、

今日にはもうすっかり忘れてしまっている

 

この差は絶対おかしい!!

 

そんな事も

息子がもし第一子だったら、気づけなかったと思います

みんなこんなもんだと思っていたと思います

 

なにしろ、障害があるかもと言われてなかったら

こんなにも家庭学習を頑張らなかったし、

頑張らなかった結果成績が悪くても

「家で勉強してないんだからそりゃそうでしょ!

そのうち本人がやる気になるでしょ?

やれば出来るのようちの子!!」

って思ってたと思います

 

やったからこそわかる、やっても出来ないこの状態!!

これは、1番近くにいる保護者にしか

気づけない事なんじゃないかなって思います

 

現に、発達外来で知能検査をしてくださいとお願いすると

学校での成績で判断され

小学校までは成績はそこそこだったので、

必要ないと何度も断られました

 

レックリングハウゼン病の事や

障害予備軍のことを説明して

しぶしぶ検査をしてもらうと、あまりの知能の低さに驚かれ

診断の先生に

「よくこれで普通級に通えてますね」と驚かれた事もありました

 

その時はもしかしたら

それは

悪口だったのかもしれないけど、

息子の毎日の努力が証明された気がして、嬉しかったです

 

息子が第二子だったこと、

生まれて直ぐ障害の可能性を指摘された事

 

この事で、私は息子のグレーゾーン状態から

知的障害に気がつく事が出来ました

 

知りたくない事実だし

受け止めきれずに

悲しい気持ちになったりしたけど

 

何より良かったと思うのは

早く知る事が出来たおかげで

家族と息子で協力し合って、対策を考えながら

共により良く生きる方法を見出せた事だと思います

 

もしこれが、大人になってわかった事だとしたら

自分1人で抱え込んでしまって

より辛かったんじゃないかと思うので

 

学校が始まって、進級したり

学習スピードが上がってくると

なかなか着いていけずにアレッて思うお子さんて

沢山いると思います

もしかしたら、

学校の先生から指摘してくださるケースもあると思います

 

子供が出来ないって認識するのは親にとっても

とっても辛い事だと思います

心が張り裂けそうになりますよね

成績だけが全てじゃないし・・

って思ったり

それはもちろん、そうなんです

 

でも、そんな気づきのきっかけの

時にどうか子供の能力から目を逸らさずに

しっかりと見極めてあげてください

 

出来ない子には2種類あると思います

 

『やる事が出来ない子』

『やっても出来ない子』

 

見極めるには

何事も全力で頑張ってみた経験が必要です

 

『やる事が出来ない子』はチャンスや環境が変わればいきなり伸びる事もありますが

 

『やっても出来ない子』は

どうか保護者の方が早めに気づいて

その子にとって

より良い支援や指導が受けられるようにと

思っています

 

 

 

スターあの日の私に言いたい事スター

 

『まずは、全力でやってみる』

 

 

 

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