生まれた時から、街の発達の健診の度に
発達が遅めだと指摘されてきた息子ですが、
その度に、保健師さんからは
もう少し様子を見ましょうというアドバイスだけで、
特に具体的な養育指導とかはされませんでした
毎回、お家での関わり合い方を工夫してくださいと
言われるばかりで、
実際何をどうしたら良いのか
よく分からない事もありました
具体的に相談しても
私「言葉が遅めです」
→保健師さん『お家でいっぱい話しかけてね』
私「人への興味が薄いです」
→保健師さん『あんまりテレビとかは見せないでね』
私「まだかけっこが出来ません」
→保健師さん『公園とかでいっぱい遊びましょう』
私「集団行動が苦手です」
→保健師さん『小学校に入るまでに、慣れさせましょう』
みたいな感じで、そんな事分かっているし、
もうすでに取り組んでいるんだけどなぁー!!
って思っていました
それが、3歳で違う街に引っ越してからは
そちらの街の保健師さんが熱心な事もあってか、
積極的に養育指導してくださる様になりました
え!!!?
こんなに、街によって取り組み方が違うの?
引っ越して来てほんと良かった!!
って思いました
まずは月に一回ほど、
同じくらいの発達がのんびりな子達と
集まって、体操したり
踊ったり、遊んだり
簡単に言えば、ヤオキの苦手な集団行動なのですが、
養育士さんの言葉かけがすごい!!
はじめましてで戸惑っている子供にかける声かけの仕方とか、
皆んなと一緒にやろうよって誘い方とか、
頑なに棒立ちするヤオキへの寄り添い方とか
本当におおおーー!!プロの養育士さんは何もかもがすごいと思いました
見習うところばかりなのです
養育に行く前は、養育って子供の塾みたいな感じで、
教わるのは息子で、私は送り迎え担当で
その指導をボケっーと観てればいい人なのかと思っていましたが、
養育の真の目的は、
教わるのは、保護者で、
息子はそのための教材みたいな事だと
後々思い知らされました
それもそうですよねー!
月に一回の指導で、子供の能力が飛躍的に伸びるはずがありません
もちろん養育士の先生は、自分達のやり方を、真似て、
家でも取り入れてとは絶対に口に出しては言いません!
保護者にああしろ、こうしろ!とも絶対に言いません!!
お母さん毎日頑張ってますねー!
子供達は今日も可愛いねー!
みたいなスタンスで
さあ皆んなで楽しく遊びましょー!
保護者の方もリラックスして楽しんでねー!
みたいな雰囲気で接してくださいます
それでも、たった一時間の間に次々に起こる困りごとを
巧みな方法で解決したり、子供に寄り添ったり、
時にはビシッと諭したり
そう言う一つ一つに対する養育士さんの
行動と言動が
もう本当に全てが学びになりました
ああ!!こういう時はこう言えばいいんだ
こういう時はこうする方法もあるんだ
次にお家で困った時は、自分もこうして見よう!!って
自然と思えるのです
もちろん、色々なケースがあるので
全部が上手く行くとは限らないけど、
そこは養育士さんから
家でもこうしなさいと言われて、
無理にやっている事ではありません
私自身が、良い方法教えてもらっちゃったぁー!って思って
勝手に取り入れてみた方法なので、
例えうまく行かなくても
次は違う方法でアプローチするか!!って気楽に取り組めました
何より、お家の中では息子と私ほぼ2人の世界
しかし、養育の場では、10数人の困ったちゃんに、寄り添う養育のプロの先生が数名!!
もう、毎回いろんなHOWTOとかケーススタディとか実践とかに
バンバン触れ合えるわけで、生きた教材の宝庫でした
本当に勉強になりました
後は、何より、同じ発達がのんびりのお子様をお持ちの
お母さん達と知り合えたのが
とっても心強かったですね
みんなも、同じ様に心配していて、それを聴いたり
自分の心配事も聞いてもらえるって
ああ、こんなにも、心救われる事なんだなって思いましたね
あの日の私に言いたい事
『人の背中を見て学ぶ、それが真の学び』