ハッピーバースデーをピアノで弾いてみた後知った著作権闘争【YouTube絶対ピアノ動画】
ピアノを弾く縁も機会もなかった、子供の頃に習ってはいたけれど挫折してしまった大人の方に、教室に通わずとも自宅で・移動中で・移動先で、視聴しながらマネするだけで最短30秒で弾けてしまう動画配信レッスンをお届けする、絶対ピアノ 大人のオンラインピアノ塾開講前のピアノマスター七子です。きっかけは些細なことでした。英国人マネージャーが先月19日に誕生日を迎えその当日に何かできないだろうかと考えもはやケーキ画像では芸がないと考えに考えた時フト天から降りてきたのですそうだ、、、ピアノで「ハピバ」を演奏しよう!私ならそれができるしせっかくだからアレンジして驚かしちゃえ!!何てナイスアイディーアとチョット悦に入りながらチョロチョロっと構成を組み立て弾いてみたのがこちらです。もちろん、先にFBで非公開で彼に贈りましたが。すると目覚めてスグご覧になられたようで速攻で返信がありThank you very very much Nanako!本当に本当にありがとう七子!You made me so happy.こんなに幸せにしてくれて。I love it!とても気に入ったよ!Your piano playing is very energetic and it's absorutely fantastic!君のピアノ演奏はとてもダイナミックだし全くもって素晴らしいよ!We should take you to the UK pretty soon.我々は近々君を英国へ連れて行かなくては。(この場合の我々は彼のマネージメント会社の意味です)イエス!二年後に約束しています。ともかく自分ができることで人が喜んで下さることが実は自分の方が嬉しい自分の方が幸せなのだとシミジミ解りました。そこでここから話が激変しますがたまたま Happy Birthday 楽曲の背景を知ろうとググってみましたところ今回のテーマとなるところが判りあまりのお家騒動に驚愕しましたのでシェアさせていただきますね。世界一有名な歌なるほどですね〜確かに生まれてから物心ついてから長きに渡り、この歌を歌わない機会は無いと言って過言ではないでしょう。保育園・幼稚園から社会生活に至るまでお誕生会で歌わないわけがないですものね。それに加え、あらゆる言語に翻訳されて歌われているということなんですね、納得です。今まで深く考えたことはありませんが、あまりにも普通に存在している歌ですので、ここまで我々の生活に根付いていたのかと、パンチをくらったような気分です。幼児からお年寄りまで誰でもが歌える歌日本人でも英語で歌えてしまう歌ギネスにも「世界で一番歌われている歌」として正式に登録されています。これぞチョーチョー定番歌真のスタンダード・ナンバーですね。作詞・作曲者と原曲1893年にアメリカ人のミルドレッド・J・ヒル(姉)とパティー・スミス・ヒル(妹)により作詞・作曲された「Good Morning to All」が原曲です。原曲はヒル姉妹が経営している幼稚園で挨拶する歌として作られました。元の歌詞はGood morning to youGood morning to youGood morning dear childrenGood morning to allですがなるほど!全然違和感がありませんね。むしろこの歌詞で歌ってみたい気にもなってしまいます。私が幼稚園の先生であったなら。ところが1920年前後にこの歌詞の替え歌=現存の「バース」歌詞が作られ(作者不明)、1番だけでは短すぎると考えた音楽出版社サミー社はヒル姉妹の許可を得て、替え歌を1番・元歌を2番とし、1924年にソングブックとして出版しました。この替え歌の存在が後々のトラブルに発展するとは、原作者姉妹も音楽出版社も思ってもみなかったことでしょう。著作権の紆余曲折1931年、ブロードウェイミュージカルで「Happy Birthday to You」が無断で使われたため、ヒル姉妹の妹のパティーとサミー社はその無断使用に対して裁判を起こしましたが、この時点では「Happy Birthday to You」に対する著作権が存在しなかったため、請求を棄却されてしまいました。この苦い経験から、1935年にパティーとサミー社はこの曲の著作権を共有名義で登録しました。そしてその後1988年に、ワーナーグループのひとつであるワーナー・チャペル・ミュージックが著作権を1,500万ドル(約16億8,539万円)で購入したことから、以後その著作権料は同グループの有益な収入源となり続けます。例えば映像作品でこの曲を数秒使うだけでも1,500〜3,000ドル(約16万8,539〜33万7,079円)の徴収がなされ、時には5,000〜10,000ドル(約56万1,798〜112万3,596円)を取られることもあり、無断使用の際には15万ドル(約1,685万3,933円)の罰金を課されるため、ワーナーグループは年間で約200万ドル(約2億2,472万円)を稼ぎ続けたことになります。高すぎる!!!誰もがそう思いました。そこから騒動へと発展していきます。著作権裁判2013年6月、『Happy Birthday』というドキュメンタリー映画を撮ったとある映画会社は使用料1,500ドルを請求され、支払わざるを得なかったため、これまでの著作権料支払い者を代表する形でワーナー・チャペル・ミュージックを相手取り裁判を起こしました。「ワーナー側が著作権を主張できるのはこの歌そのものではなく、ピアノを使った特定の編曲に限られるはず」という主張です。その主張を促したのが、アメリカの法律学者ロバート・ブラウニーズ氏の サミー社が出版したソングブックはヒル姉妹が著作権を取得する前のことであり、1935年に取得した特許事項はただのピアノアレンジや誰も歌わない2番の歌詞についてであるため、曲そのものではない。 もし『Good Morning to All』ができた1893年に『Happy Birthday to You』の特許権も派生していたのならば、当時の著作権期間は28年であり、1921年に著作権は切れている。という研究発表文でした。裁判が始まった当初、ワーナー側は『Good Morning to All』発表時に既に著作権は発生していた...という方針で話を進めていましたが、『Happy Birthday to You』とメロディーがほぼ同じであるため、メロディーの著作権が数十年前に切れていたことには合意しました。が、『Happy Birthday to You』の歌詞は1935年の著作権申請で認められていたはずだと主張したことから、裁判の中心は歌詞に移行します。 この歌詞は本当にヒル姉妹によって作られたのか? ヒル姉妹は権利を放棄していないのか?等について議論が白熱化しました。その結果「ヒル姉妹と著作権保持者は一度たりとも歌詞について訴えたことはなく、メロディーに対してのみ権利を主張していた」ということが決め手となり、歌詞についても著作権を持っていなかった、もしくは放棄したとみなされました。よって、米ロサンゼルス連邦地裁は「この曲を人前で大声で歌ってもワーナー社に著作権料を支払う必要はない」との判決を下し、2年間に渡る闘争に終止符が打たれました。それにより、1949年から権利を主張してきたワーナー社は1,400万ドル(約15億7,942万円)の支払いと、この歌に関する一切の権利について無効であることを認めざるを得ませんでした。1893年に作られた曲が2015年になってやっと、パブリックドメイン=著作権切れとなり、122年の年月を経て晴れてみんなの歌となったのです。私もミュージシャンのはしくれとして、作者の権利については良く理解していますし、死後50年までの権利収入もやむを得ないものがあると考えています。しかしながら、その作者の一族や管理会社が欲の皮を突っ張らせ、著作権の延長を繰り返す(現在は作者の死後70年まで保護されます)姿勢は如何なものかと。もし裁判を起こされなければ、ワーナー社は2030年まで権利を独占するはずでした。スッキリしない話ですよね。ある程度の正当な期間が過ぎれば、音楽は公共の財産なのではないでしょうか。。。その素晴らしい宝物をシェアする歓び、また、その曲の良さを更にアップさせるために、アレンジして弾きたくてウズウズな私の楽しみも奪って欲しくないです(笑)色々なところで拡散していますしね😱 Is there anyone who has a birthday today❓🎂🎉😁 今日節分の日にお誕生日の方いらっしゃいますか❓🎂🎉😁 #happybirthday #greatday #specialday #blast #piano #pianist #お誕生日おめでとう #ピアノ #弾いてみた #ピアニスト 絶対ピアノさん(@nanakoanzai)がシェアした投稿 - 2017 2月 2 7:29午後 PST親愛なるヒル姉妹へ🎀🎀貴女方が作った『Good Morning to All』は替え歌という邪道な方法であったとしても『Happy Birthday to You』として生まれ変わり世界中の多くの人々に幸せと喜びを与えていますそしてついでに私がアレンジしたピアノ演奏動画がインスタグラムでバズり更なる人々を幸せにできたと勝手に舞い上がっています←Thank you so so much!!!では今日がお誕生日のあなた(もしも)🎂おめでとうございます🎂「ハピバ」ソングのカラオケが欲しい方はこちらまでぜひリクエスト下さい!その伴奏があれば、あらゆるシーンで気持ちよく歌えますよね^^リクエストいただきましたらば、早速YouTube上でアップしますので🎶お待ちしております😉