長男がギターの練習をしていた。
ピックなしだったので「ピックは?」と聞くと
「どっかいった。じゃ、母さんの爪で」となんともブラックジョークが返ってきた。
今、抗がん剤の副作用で次々と爪が剥げていってる私にはきついジョークだ。
え~!と言う顔で長男を見た。

長男はさすがに自分でもブラック過ぎたと思ったのか
「でも、マジ、それ大丈夫なん?」と聞いてきた。
「あれ?心配してるの?」と聞き返すと
「そりゃそうよ、心配してるわ」と真面目に返ってきた。
長男から初めて心配してるって言う言葉を直接聞いた気がする。

いろいろ長男なりに思ってたんだなあ。

その3日後くらいに「それ、血行が悪くなってるからなんじゃない?」と言い、
手の平をマッサージしてくれた。さらに「足はどうなん?」と聞くので「足もなりかけ」というと
100円均一などに売ってる足の指の間に挟むスポンジを出してきて「これいいんじゃない?」とはめてくれた。
茶碗も率先して洗ってくれるのだ。

しばらく甘えてみようかなあニコニコ