何年か前の話。

夜、10時くらいに家のドアをドンドンとたたく音がした。

すごく慌てた感じで近所のおじさんが

「隣のアパートが火事なんですよ。消防車の邪魔になるからお宅の車、早く移動して」

隣のアパートのすぐそばに停めてあるだんなの車。


この時点で火はすごい勢いで噴き出していて、現場からはスプレー缶などが爆発しているのか、時折ボンッバンッという音が聞こえてくる。

 

まずい。。(;°皿°)早く移動させねば・・、消防車が入れない。私も慌ててだんなに

「隣のアパートが火事だって。邪魔になるから早く車移動してきて!」と叫んだ。

いつも冷静沈着なだんなもこの時はさすがに慌てたらしく、車のキーを引っつかみ、すぐに家を飛び出して行った。

が、約30秒後、息切らしながらまた戻ってきた。

「どうしたの?」

すると慌てた感じで「免許証!免許証!」と叫ぶではないか。

「はあ?誰が、こんな時に免許証のチェックするのよ。そんなことより早く!」と、再び送り出した。


30秒と言えば、ほぼ、車までたどり着いていたはず。

何故にわざわざ引き返し、免許証を取りに戻る?非常事態なのよ!それどころじゃないでしょ?ショック! 

律儀と言うか・・、何というか・・、笑い話のような出来事。

 

 
今思うと、やはり、旦那はアスペ傾向ありの人だったのかもしれない・・。