長男はただ今高校2年生。
夏休み前、懇談があった。
懇談で、先生がおっしゃられた。
「高校卒業後、就職希望とのことですが、彼は無理です。なんと言いますか、成績は問題ないのですが、性格的に無理です。」ときっぱり言われた。
何というか、人とのコミュニケーションが取りにくいみたいなのだ。
自分中心に物事を考えたりすることや、空気が読めないことや、機転がきかないこと、自分勝手な判断で人に迷惑をかけたりすること、優先順位が人と違うみたいだ、彼にはこちらの言っていることがスワヒリ語やタスマニア語にしか聞こえていないのではないか、などなど言われた。
確かに、自己中で空気が読めず・・・、なんて人は五万といるだろう。
が、就職出来ないほどとなると、問題だ。
先生に指摘されるまでもなく、おやっと思う行動をした時には、折にふれて注意してきていたので、親の私としては、
あ~、見抜かれてしまった~という感じだ。
息子の不可思議な行動の最たるエピソードとして、
中学2年の時、バドミントンの部活の試合の日のことだった。
朝早く、顧問の先生から電話があった。「まだ試合会場に来られてないんで、ダブルスのペアの子が心配してるんですが・・。」と。
私は試合があるなんて聞いていなかったのでびっくりして慌てて子供部屋に駆けた。!!(゚ロ゚屮)屮
てっきり試合があることを忘れているのかと思い、まだ寝ている長男に「試合があるんじゃないの?忘れてたの?」と聞くと「いや、知ってる」と悪びれるわけでもなく平然としている。
忘れてたのならまだ理解できるが、試合があるのを知っていながら、試合に行こうという素振りのない長男に疑問を持ちながら、私の方がパニックを起こしそうになりながらとりあえず試合会場に連れて行った。
車の中で「あんたのしたことは、すごくみんなに迷惑をかけてるんだよ。行ったらとりあえず、みんなに心から謝りなさい。」と言い聞かせた。
後で聞くと長男が言うには試合には最初から行くつもりがなかったというのだ。(lll゚Д゚)
理由を聞くと自分は上手じゃないから出てもどうせ負けるから・・と言うのだ。
いつから行くつもりじゃなかったのかと聞くと選手に選ばれた時からと言う。
それならそうで先生に相談すればよいものを勝手に自分の中だけで判断してしまうのだ。
「でも、先生は選んだからには出るものだと思ってるでしょう。それにダブルスなんでしょ?出ないとペアの子が困るじゃない。」
と言うと、そこで初めて「そっか~」|゚з゚)という顔をするのだ。
本人には悪気はないのだ。わざとではないのだ。
この頃から、何かにつけ、気づいた時には注意してきたつもりだった。
が、結局、就職できないとまで言われてしまうことになってしまった。
・・・・つづく・・・・