みなさん、こんにちは
ななこです。
おとといから人生最悪の体調不良で、今日は珍しく仕事をお休みしているので、これはチャンスとばかりにブログ更新させて頂きます
5月はいつもより公演数が少なめでしたが、大型のツアーがあったので、いつも通りしんどかったです(笑)
一つずつ振り返っていきます!
パキータ
去年のパキータではパドトロワを踊らせて頂いていたのですが、今年はオーケストラの方々が練習する時間がないということで(笑)、パドトロワ省略版になりました。
そして、驚くべきことに、いつか舞台で踊ってみたいと思っていたグランパドシャの連続で始まる(個人的にパキータ最難関の)バリエーションをやらせて頂きました
いつもバリエーションの前はめちゃくちゃ緊張するのですが、このバリエーションは難しすぎて、どうにでもなれ精神で逆に楽しめました
結果的にお客さんにも盛り上がって頂けて、良かったです
あと今回初めて「コワモテ」「性格が悪い」と噂の指揮者の方と共演させて頂いたのですが、実際はすごく優しい方で、私のバリエーションの指揮もバッチリ、文句を言っていた同僚たちは自業自得なんじゃないかと思いました
ちなみに本番映像を見たい方は、インスタグラムで【nanako_sato_7】で検索してみてください🔍
カルミナ・ブラーナ
名前だけ知っていたカルミナ・ブラーナ、ついに出演しました!
ほかのオペラ作品に比べて休みなくバンバン進んでいったので、早着替えは大変でしたが、すごく楽しかったです
そして、この公演後に写真を取りに来てくれた女の子のお母さんから「私も娘もあなたのことが大好きで、この写真も宝物です。」とメッセージとホーム画面のスクリーンショットを頂き、めちゃくちゃ感動しました
私がいつも思っていることの一つに「お客様にどう思われるかが第一」というのがあります。
ほとんどの同僚が、役を貰いたくてバレエ監督に好かれようと努力しますが、私はどれだけ役を貰ったところで、お客さんに認められなければ、ファンが付かなければ、チケットが売れなければ上には上がれないと思っています。
おやゆび姫がロングラン公演になっているのも、たくさんの方々が劇場にリクエストをしてくれているからです。
なので、こうしてダイレクトにメッセージを頂くと、毎回本当に嬉しく思いますし、毎日死にそうになりながら(笑)努力しているのも無駄ではなかったな、と実感できます
オペラガラ
かの有名なフレンチカンカンを含め、沢山の楽曲で踊らせて頂いている公演です。
オペラ部門の人々は本当にのんびりした人が多くて癒されます
ツアーの帰り道、本来ならバスで7時間で帰るところ、途中でバスが故障して2時間立ち往生しました
まさにブルガリアン・クオリティです
コンクール審査員
これは正確には昨日・おとといの出来事なのですが、去年に引き続き、子供のためのコンクールの審査員をさせて頂きました
去年よりもスケールアップして、会場も私がいつも働いているブルガス州立劇場になり、ギャラも爆上がりしたので(言うな)、ブルガスバレエ界が発展しているようで何よりです
いつもバレエ団のリハーサルを担当している助手の先生や、プリマの先輩など、皆さんそれぞれ自分のスクールをお持ちで、今回も自分の生徒をたくさん出場させていたので、その生徒を私が審査するのは謎の状況で面白かったです(笑)