ブータンのワンチュク国王が来日中ですね。
様々な訪問先で、素敵なメッセージをたくさんお話くださっているニュースが毎晩のように流れています。
ブータンとは“龍の国”という意味だそうで、「一人ひとりの人間の内面に龍(人格)がいる。龍は、経験を食べて大きく成長する」という考えのもと、国民たちが人生を歩む国だそうです。国旗も龍だそうです。
被災地で「経験を力にかえて強く生きて欲しい」と子どもたちを励ましているニュースには、目頭が熱くなりました。
ブータンは「国民の幸福量:GNH:Gross National Happiness」を経済成長指数より重んじる国として有名。
熊本県や福岡県など自治体でも、市民の幸福度を尺度にした政策が始まっているとのニュースも。
ブータンのような、「物質的な発展によって人と人の絆が弱まってはいけない、思いやりを最優先に」という価値観、それを実現している社会がこの世界にあるということに、芯から有り難く感じました。
「最短時間で最大効果を出すべき」とする効率優先型は、ビジネスの世界では大切でしょうけれど、暮らしがこれでは、人々は苦しくなるばかり。子育てと、もっとも相反するのも「効率優先型」かもしれません。
速度優先!のビジネス型ライフスタイルでは、恋愛や結婚、妊娠出産、子育て、家族の幸せは苦しくなる一方では…と思います。
うまれたばかりの赤ちゃんに「歩きなさい!」と言っても、それは無理…
「加速」ばかりを良しとする時代は、必ず弱い立場の人々にシワ寄せがいってしまうものね。子どもたちが犠牲になりませんように…。
「逝きし世の面影」渡辺京二著(写真)をあらためて読み直しています。かつて諸外国から“子どもの楽園”と呼ばれていた日本の姿、貧しくとも幸せ、といわれた時代を偲びつつ…。
日本もかつては、一人ひとりが居心地の良さを感じられる社会、ブータンのような思いやり深さを体現しあった国だったのだなぁと、学ばせていただけるベストセラーです。けして懐古主義としてではなく、これからの日本で生きることを考えるときに、とても参考になると思います。
今、実家の母と各一冊持ち、読み合わせしています。
世代を超えて、伝えていかなくてはと感じる和の心や、先人たちの自然との共存や人間関係が、記されています。
日本に生まれている意味を見つめたい方々には、おすすめの一冊です。
ヨーロッパ各国の不況、ASEAN、TPP、世界の経済は大変な状況だけど……
未来の大人育てである子育てに関わる大人たちは、いいえ、誰の子でも、子育てを未来育てとして、あたたかい目を向けてまいりましょう。
先週から、虐待予防フォーラム、児童館学童館教職員研修、神奈川県葉山町の6校合同家庭教育フォーラムなどで、研修講演させていただきました。
直接お会いして深めさせていただくご縁に、絆に、深謝です。匿名でなく実名の語り合いの場、目を見て話し合うフォーラムの大切さに、あらためて感じいりました。
次男の誕生日だからか、幸せや命について考える日。
10年前の今日は、陣痛の波乗り中でしたー。
長女も三女も11月生まれで誕生日ラッシュ。
さぁ、雨で野球の試合は中止。
お祝いの支度をするとします。