大葉ナナコオフィシャルブログ「大葉ナナコの誕生学な日々」Powered by Ameba-sakura

一昨日また震度6の余震があり、心配ですね。断水、停電…。復旧が進んでいたのに、言葉を失います。現地の方々に心よりお見舞い申し上げます。これ以上、被害が出ませんよう祈るばかりです。

ブログ、少しご無沙汰してごめんなさい…。

週末に311震災で延期していた誕生学協会の年度末理事会があり、先週は過密スケジュールでした…。

3月1日より公益法人となり、被災支援事業の強化の通達もあって、「被災母子支援義援金」を活用して、子どもの心ケア支援事業を展開します。詳しくはまた後日、誕生学協会WEBでご案内いたしますね。

妊婦支援活動では、助産師ゼッケンをさらに200枚追加寄付が決定。次回、ジョイセフが現地入りする際に、現場助産師さんたちに着用いただきます。

妊婦さんや赤ちゃん連れの、声に出しにくい声を、ひろっていただけますように。小さな小さなお腹の中の命の支援を、よろしくお願いします。

妊婦支援ネットワーク活動は、より幅広い組織連携で打合せの数々を現在こなしています。

地震以来、連絡が取れなかった南三陸の誕生学アドバイザーと電話で話せました。

震災当日、緊急避難放送では4mの津波避難放送→6mの津波避難放送と変化し、実際には20mの津波だったとのこと。

多くの方々が避難所ごと流されてしまったとのことでした。

役所の方々、30名中、20名が行方不明とのことです。

彼女は東京出身で、結婚後、南三陸に住んで3児の育児をしていました。子どもの学校再開の目処が立たず、東京に移転して来たそうです。

今後、現地の真の情報をいただきながら、有効な支援策に一緒に動きたいと思います。

報道が多かった南三陸は、支援物資が足りていた一方、離れた島は孤立し、地震後10日目に初めて支援が来たとのこと。

本当に本当に、いかに過酷な状況だったかと、涙が止まりません。

「曾祖母ちゃんが見つからない。海に還ったのかなあ」と、子どもたちと話しているそうです。

子どもたちの心のケアが急がれます。
もちろん大人も。

家を失った人、
仕事を失った人、
家も仕事も失った人、大きく3パターンあると助産師さんから連絡がありました。復興支援方針の参考になります。

心のケアでも、年代別のケアが必要です。
子どもを失った人、親を失った子どもたち、保育園で自分は助かり津波で両親を失った赤ちゃん、愛する伴侶を失った人、兄弟を亡くした人、身ごもっていた妻を亡くした男性…。

筆舌に代え難い現実を前に、私たちができることは何でしょう…。

妊婦さんのお腹の命が、4~5歳になるまで復興はかかるそうです。長い道のりだけど進のみ。みなさんでつながり、一緒に復興に動きましょう。

気仙沼で被災した誕生学メンバーは看護師職で、今後正式に、行政委託で母子支援担当になったと連絡ありました。連携して、産後のママと赤ちゃんケアプログラムも届けます。

皆様からの母子支援義援金は、信頼できる有効な支援に、使っていただきます。

今後、誕生学協会では、世界中の子どもたちから、被災地の子どもたちへ励ましの手紙プロジェクトを担い、届けてきます。

5月には、ケニアの子どもたちからの手紙が決まっています。サンフランシスコ、ゴールドコーストからも届く予定です。

手紙入りの箱の輸送だけではなく、心のケアワークショップなどプログラムを開講して直接届けてと、手紙を送ってくださる学校の保護者たちが希望しています。
プログラム準備中です。今月下旬に、現地入りし、小中学校や高校をまわる予定です。 妊婦さんや産後ママ支援の現状リサーチして来ます。

今、夫が現地入りしています。送られてくる町の写真に、胸がしめつけられます。
東京は桜が満開。明日で震災から1ヶ月。より早く復興が進み、東北の桜の木の下で、ホッとできる方が一人でも増えますように…。