リクエストありがとうございます！お待たせ致しました、、！
短めです、、<(_ _)>
--------------------------------------------------------------------------
｢夏鈴！｣
｢ん？｣
｢今日もうお仕事終わり？｣
｢うん｣
｢ほんと！じゃあ一緒に帰ろっ｣
｢ん｣
私の彼女は感情表現が苦手だ
｢なあ、2人ってほんまに付き合っとるんよな？｣
｢え、うん｣
｢……｣
｢にしては冷たすぎん？｣
メンバーに心配されてしまうほど。
｢そう？｣
｢いくらなんでも彼女に対する態度じゃないやろ｣
｢私は別に気にしてないよ？｣
｢でも保乃やったら嫌やなあ……ひぃちゃんが冷たくなったら、ほんまに保乃のこと好きなんかなって不安になってまう｣
｢まあねー……｣
｢天ちゃんは不安にならへんの？｣
ならないんだな、これが
みんなには分からないと思うけど。
｢……っ｣
ガタッ
｢夏鈴？｣
｢……先、帰る｣
｢え、ちょ……｣
バタンッ
｢あ、ごめん、保乃……｣
｢大丈夫、気にしないで笑｣
｢でも……｣
｢怒ってるとかじゃないから、絶対。｣
｢ほんまに、、？｣
｢ん、ほんま！じゃあ私も帰るね！またね〜｣
夏鈴がいきなり帰ったのは多分……ふふっ
ガチャ
｢ただいま〜｣
ドタドタドタ
｢天！｣
ぎゅううっ
｢うおっ｣
｢天、あのね、夏鈴な、天のこと大好きやから！皆の前だと素直に言えないけど、めっちゃ好きやから！！だからな、えっと、｣
｢夏鈴｣
｢天、、？｣
｢大丈夫、ちっとも不安じゃないし嫌いにもならんよ｣
｢でもっ｣
｢もー、いつも言ってるやろ？私は何があっても夏鈴から離れるつもりはないって｣
｢ほんと……？｣
｢ほんと！絶対嫌いになんかならんしなれる訳ないもん｣
｢よかった……｣
びっくりしたやろ？笑
でも2人きりの時はこれが通常運転。
メンバーといる時の姿からは想像もつかへんくらいの甘えんぼさん
内心、今日も冷たくしちゃった……って1人反省会してるのが分かりやすいし、そんな可愛い姿他の人には見せたくないから外ではどんなに冷たくされてもいいんだって心配性の夏鈴には常日頃言い聞かせてるつもりやけど、保乃が言ったことを真に受けて不安になっちゃったみたい
そんな所も可愛いって思っちゃうんだから私もつくづく溺愛してるんだなぁ笑
｢……よし、じゃあ手洗いうがいして着替えてくるから、ちょっと待ってて？｣
｢すぐ終わる？｣
｢終わるよ！もう、ビューンって！｣
｢ふふ、じゃあ待ってる！｣
｢ありがとう！｣
｢よし、お待たせ！どう？早かったやろ？｣
｢うん、めっちゃ早かった笑｣
｢よかった！そしたら夕飯の準備しようかな〜｣
｢夏鈴も手伝う！｣
｢お、ほんまに？夏鈴にできるかな〜｣
｢できるし！……多分｣
｢ふふ、じゃあお願いします！｣
｢はーい｣
｢……って、それじゃ料理できないしお手伝いもできんよ？｣
｢だって……｣
今何が起きてるのかって？
夕飯を作ろうと思ってたんやけど、うちの可愛い可愛い甘えぼさんが後ろから抱きついてきた
まだちょっぴり不安なのかな
お腹も空いたけど、今はこのくっつき虫の心を満たしてあげるのが先かな
｢……ソファ行こっか｣
｢……うん｣
ふふ、背中にくっつけたまま歩いてると何か動物のお母さんになった気分
｢ね、1回離して？｣
｢嫌や……｣
｢いいから。ちょっとだけ｣
｢……｣
｢よし、おいで｣
ギュッ
｢まだ不安？｣
｢うん……｣
｢天ちゃんはこーんなに夏鈴のこと好きっていつも言ってるでしょ？｣
｢でも……｣
｢それに、夏鈴が私のことだーい好きなのもちゃんと伝わってるから！｣
｢ほんと？｣
｢ほんと！だから大丈夫。ね？｣
｢……うん！｣
｢よし！じゃあ今度こそ夕飯作ろ！｣
｢今日は何？｣
｢ふふ、何だと思う？｣
｢分からへん｣
｢正解は〜？夏鈴の大好きな、天ちゃん特製シチューとナポリタンで〜す！｣
｢え、ほんま！ほんまに！？｣
｢ほんまです♪さ、キッチン行くよ〜｣
｢はーい！｣
はぁ、ほんと可愛い
こんな可愛い夏鈴、絶対メンバーになんか見せてやらないんだから
私だけの特権だもんね
だからさ、これからもみんなの前では冷たくしていいんだよ、夏鈴。
--------------------------------------------------------------------------
めちゃくちゃお待たせしてしまいました……
あまりリクエストに沿ったお話にならなかったような気もしますが、、
そして、前回お知らせした通りここでの更新はこの作品が最後になります。
この後改めて今後の事について投稿させて頂きますので、そちらをご一読頂ければなと思います。
ではまた。