シデレウス | 七木奏音オフィシャルブログ「ななきいろ」Powered by Ameba

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みなさんお元気ですか
ななきです

ミュージカル「シデレウス」
6月17日〜30日まで 全4チーム全公演
駆け抜けられました。

劇場まで来てくださった皆様、配信で観てくださった皆様
まだみてるよ〜という皆様

本当に本当にありがとうございました…!



このカンパニーの皆さんと一緒に稽古や舞台ができた幸せを
終わった今でも ひしひしと感じております。

稽古序盤でガリレオとケプラーだけのシーン稽古中…
隣の部屋に居てていいよ〜とのことで
由依さん花凛ちゃん麻帆さんとみんなでマリアや 言葉の意味について話し合ったり、ちょっと雑談したり
その時間がわたしにはとても大事な時間となりました。
初めてのクワトロキャストだったけれど
お互いのマリアを俯瞰して見ることができたことで 沢山発見をして、また話し合って、
みんながいることが心強く、稽古も そして本番を迎えられたこともとても幸せでした。

大好きです。



ヴィルジニア、、マリア。

稽古が始まる前に調べていく中で
チェレステはイタリア語で 天ということを知ったとき
マリア・チェレステという洗礼名に
父ガリレオへの愛を感じました。

彼女の直筆を見たときに とっても丁寧なその筆に聡明さを感じて
わたしの中のマリアのイメージが少し固まったような気がします。
実際は 父と手紙のやりとりをたくさんしていたようで、愛に溢れている印象をうけました。

シデレウスのお話のマリアはフィクションが混じっていて、
本当に…ペガススのお二人や マリアズの沢山の支えの中で わたしのマリアを見つけられたと思っています。

発する言葉や 湧き立つ感情は、娘としての父に対する想いが多いけれど
修道女としてのマリアもしっかり届けたく…

一つの感情だけで苦しめないマリアを生きるのは、とても切なくて辛く


聖書に書かれていることが、間違っているのではなくて
真意を見つけ出すための言葉と受け止め
ケプラーの言葉のように
答えを見出し続けることを神は望んでいるのだとしたら…



「星が動き出した」とマリアが歌ったとき
彼女は聖職者ではなく 娘を選んだ
魔女と呼ばれるかも分からない、魔女狩りをされてしまうかも分からない中
父のために行動するマリアも 言葉にすると簡単になりますが…凄いことだなぁと
みんなの姿を通して見た時も、演じている時も
ずっと感じていました。


ただ自分の中で、どこか腑に落ちないまま終わってしまったところもあって 心残りであり
終わってから気づいたこともあるのがとても悔しいですが…

マリアを通して見た景色も ぜんぶぜんぶ
とっても大切な時間で素敵な瞬間を過ごせたなぁと思います。




おそろっち 素敵ですよ。
場当たりで見つけたときのかわいさったらありゃしませんでした。

本番が始まって 日々 人間らしさを増していく太陽さんのガリレオと
気になることを想像して追いかけ続ける憎めない…というか憎みたくない圭佑さんのケプラー

袖から見てて お二人が物語を繋いでいくのを見るのがとっても好きで わたしの励みになっていました。

もうぜったい天然太陽さんと、気づいたら戦ってる穏やかにツッコむ圭佑さんとの日々がとても楽しかったです。

沢山の感謝でいっぱいです。


韓国とはまた違った形で届けたいという演出の哲さんの熱い想いがつまった
今回のシデレウス。
歌唱指導のりえさんや、音楽監督の誠さん
沢山のスタッフさん方の支えやアドバイスで
辿り着いた わたしたちの星の便り。

オリオン ペガスス ペルセウス カシオペア
全4チームを通して
沢山の方に届いていたら 嬉しいです。

そして またどこかでふと皆んなの姿を思い浮かべたとき
よ〜しという、何かの力になれば幸せです。

本当に本当に
シデレウス、ガリレオ、ケプラー、マリア
カンパニーの皆さん
劇場でお会いできた皆様と出逢えて
よかったです。

また 会いたいなぁ。



♪ 奏音 ♪