一昨年だったか、ドイツにいるおじいさまから家族全員にオンラインでの語学教材の使用権が送られてきた。
英語、ドイツ語、フランス語等25か国語。
兄上は仕事が忙しくて一切手をつけていない。姉上は翻訳のかたわらにドイツ語とラテン語を学習。
彼氏もわたしもあまり手を付けていない。
が、あかりちゃんだけは違った。英語とドイツ語、フランス語を全部やって終了。さらにギリシャ語とラテン語、ヘブライ語を学習中。
このオンライン教材、アメリカ軍が新しい任地にいくときに使うやつらしく3か月でその国のひととうりの会話をこなせるようになるすぐれもの、ちゃんとやればだけど。それをあかりちゃんはやった。
会話はこれでとっかかりができるがテキスト、新聞を読めるレベルまでにはすこし足りない。そう不満を漏らすあかりちゃん。
だからLinguaphoneを与えてみた。
American English Elementary Courseとドイツ語の初級。いずれもわたしが高校時代に使っていたものだ。
わたしは当時母親から与えられた。いつの製品だか、すごく古い。
すごくくいついた。毎日、お手本にしたがって5回聞く、テキスト見ながら5回聴く、またテキスト見ないで5回聴く、それからテキストみながらパソに書き写す。これを何回もやる。最後に音だけ聞きながらシャドウイングで練習。
すごい、英語とドイツ語、発音がうまい。わたしよりもだよ。
いまではドイツにいるおじいさまとテレビ会議で通訳をまじえずにかたことながら会話してるのだ。ドイツ語で。
この子、どこまで伸びるのだろう。
一回聞いてみた。なんで外語語をそんなに勉強するのって。
返ってきた答え。 日本語をうまく操れるように外国語を学んでるんだよ、だって。
そんなあかりちゃん、この4月でまだ小学校の3年生なのだ。