「親の呪縛」なんて毒親育ちの人にしか関係ないのでは…


と思った方、多いと思います



私も数年前まで考えたことがありませんでしたが、もうこれは全員に必ずあります。と言っていいと思います




習い事や進路、欲しいものを買ってもらうかどうかというような比較的物質的なことよりも、感情面で特に言えます



私自身、自分の内面や感情と向き合うようになって最初に直面したのは両親との関係性から作り上げた自分の内面的な「癖」でした



そしてたくさんの方のお話を聞くようになって、やはり皆さん内観の最初の一歩は親に関わることであることがほとんどです




幼い私たちにとって、親の存在は唯一無二




幼いときは無条件に親のことを好きだし

無力ゆえに生きていく上で親に愛されることがとても大切なのです



だから例えば



「好きな習い事をさせてもらえなかった」



ということが起きたとします



その時に自分が傷ついている。ということを認めてしまうと、親を悪者にしてしまうかもしれない



と幼い私たちは無意識に反応します(反応の一例です)




すると、大好きな親を悪者にするわけにはいかないので自分が悲しい気持ちになっていることを受け入れられません




成長してもこの消化されなかった悲しみは私たちの中に残っていて、時おり思い出します



成長して賢くなっているので、こんな風に説明をつけます




「あの時は親も余裕がなかったんだろうから仕方ない」




そしてまたあの時の悲しみをしまい込むのです




こういった小さな消化不足の感情の積み重ねが、中年期頃に言語化できないモヤモヤの塊となって襲いかかってくるのが、私たちアラフォーがモヤモヤモヤモヤする原因の一つなのではと考えています




私たちが今できるのは、あの悲しみ、孤独感が誰の責任だったかを問うことではありません




あのときの幼い自分が本当は悲しかったこと、寂しかったことを認めてあげて、小さな自分をギューっと抱きしめることです




あの時出せなかった怒りが込み上げてきて、周りに怒りたくなるかもしれません




でも最後に自分を癒せるのは自分だけですから、焦らずに、過去の自分とよく向き合ってみてくださいね!