針に糸を通すことが困難なお年頃になりました。
拡大メガネ(老眼鏡と言わないキャンペーン実施中)をかけても見えませんぞ。
そして更にボタンを付けるのがやっとです。
中学生時代、家庭科の授業では、私が触れるミシン全てを破壊してしまった。
ブラウスを作る作業が遅れている人は居残りしなくてはいけなかったのに、とっとと帰ってしまったのであった。
当時中学校の真ん前に住んでいたものだから、先生は友人を使いに寄こし、連れ戻され、竹の定規でお尻を叩かれたという昨今問題の体罰を受けた私である。
そんなんだけど、何故か手芸ができる人に憧れる。
そして何か作りたくてたまらない。
これは多分30年程前に光になった父方の祖母が手芸大好き人間だったので、まだまだこの世で残したかった作品があったから私に作らせようとしているに違いない。
しかし、おばあちゃん、ボタンをつけることでフーフー言っているんだけど、そんな私に作らせる気なの?
そして急に思い出した。
今度は母方の祖母の話し(こちらの祖母も光になっています)。
母が子供の頃、何かができなくて(この何かは忘れてしまいましたが)祖母に相談したら、
「得意な人がやるようになっているから大丈夫。世の中そういう風になっている」
と言ったそうだ。
確かに私は今まで裁縫ができなくても特に困らず生きて来た。
例えば芝居をやっていた頃、衣装を作るような時も、必ず得意な人がいてやってくれていたっけ。
手芸に限らず、できないことがあっても、誰かしらがやってくれたり、サポートしてくれていたと思う。
うちのおばあちゃんも、がばいばあちゃん程名言は残していないけど、結構良いこと言ってたんだな。
まあね、つまり商売するんじゃないから、趣味の範囲で手芸を楽しもうってことですかね。
先生は見付けました。ふふふ。
それからもっとリーディングの力を磨こうと思います。
何故ならヨム日(4/6)に生まれたから。