Hej hej! It’s nana 🌈

先週はとても暖かくて30℃近く行った日もあったのに、今週は15℃以下の日があり、その気温差にやられている私です😅

もう夏至も終わってしまい、冬が近づいてくるせいか、街中の人たちがどんよりとしている気がする今日この頃です😂

今回は私が卒業したら記事にしようと思っていた、「スウェーデン留学を勧めるポイント」をリストアップしました!

交換留学ではなく、正規生としてスウェーデンのルンド大学に三年間属していたので、この三年間を通して私が良いなと思うところをまとめました!

長いリストになりますが、楽しんで読んでいただけると嬉しいです😊



1. みんな余裕がある




スウェーデン人を始め、スウェーデンに住んでいる人はみんな心に余裕があります。


みんな “Hej hej!” と挨拶するし、”Tack tack!” とお礼ももちろん言うだけでなく、すれ違う時に服や持っているものを褒めてくださる人もいっぱいいます🥹


基本的にみんな時間は守るけれど、たとえ遅刻しても余程なことでない限り、ガミガミ言われません。


電車やバスが遅れてきたり、満員で乗れなかったりしても「まあ次のに乗ればいっか」精神です。


赤ちゃんが泣いたり、子供がうるさかったりしても誰も文句を言わなければ、嫌な目で見たりもしません。


お互いのパーソナルスペースを尊重して、上手く暮らしているところがとても素敵だと思います。




2. ご飯がとても美味しい



みなさんはスウェーデン料理と聞くと、何を思い浮かべますか?


有名なスウェーデン料理はミートボールですが、その他にも美味しいご飯がいっぱいあります!


スウェーデンに来てから今まで一回も「まずっ!」と食べられなかった料理に出会っていません。


写真はルンドにあるデリ、”Swedish Express” の絶品ミートボールです!


ここのミートボールを食べてしまったら、他のミートボールが食べられなくなってしまう、病みつきになるミートボールです😍


街中のレストランもクオリティがとても高いので、ご飯には困らずに生活しています。


学食もとても美味しいのも、学生にとって嬉しいポイントです!





3. 公共交通機関が整っている



電車やバスだけでなく、トラムがある街もあるスウェーデン。


ルンドのあるスコーネ県の場合、”Skånetrafiken” というアプリがあります。


切符や定期券もそのアプリで買うことができ、英語にも対応しているので、困らずサクサク使うことができます。


電車やバスの中はとても綺麗で、席もいっぱいあります。


ルンドはストックホルムよりコペンハーゲンの方が近いのですが、電車一本45分ほどでコペンハーゲンに着くアクセスの良さ!🤩




4. フィーカの文化



スウェーデンでは「フィーカ」という、コーヒーやお菓子を食べてまったりする時間のことを指す文化があります。


フィーカは時間が決まっていないため、一日に何回もするのが普通で、講義の帰りやグループ課題の後などに友達とよくフィーカに行きます🫖


まさに NO FIKA, NO LIFE の生活を送っているので、大学でプレゼンがある日は教授がフィーカ用のパンやケーキを持ってきてくれたり、生徒会のミーティングはフィーカがあるかないかで行くかを決めたりします😂


少し話が逸れますが、私はスウェーデン人の照明の使い方がとても好きなのです🥹


オレンジの間接照明やキャンドルの温かい光を取り入れて、白い蛍光灯をなるべく使わないところがとても好きです✨




5. マイナンバーをもらうことができる



これは交換留学ではなく、正規生として留学しないともらえませんが、スウェーデンのマイナンバーをもらうことができます!


このマイナンバーで:

  • 銀行口座を開けることができる
  • スウェーデン人と同じ健康保険の対象になる
  • スウェーデンのIDが作れる (ヨーロッパ内の移動ではパスポートが要らなくなる)
  • スウェーデン語を学ぶことができる
などなどベネフィットがいっぱいあるのです!



6. スウェーデン語を無料で学ぶことができる



スウェーデンでは “SFI” と呼ばれる、外国人が無料でスウェーデン語を学ぶことができる教室があります。


スウェーデンのマイナンバーを持っている人は誰でも参加できます。


私も以前参加したのですが、先生と相性が合わず、すぐに止めてしまいました。


周りの友達も次々と辞めた時が一時期あってずっと再開していなかったのですが、そろそろまた再チャレンジしようかなと思っています💪🏼




7. 教授との距離が近い



私の中で衝撃的だったカルチャーショックの一つが、教授を呼び捨てで呼ぶことです!


日本では〇〇先生、他の国でも Mr. や Mrs. などを使いますよね。


スウェーデンでは教授を名前で呼びます🤯


もちろん呼び捨てです!


最初は違和感がすごくて変な感じだったけれど、徐々に慣れていき、今では当たり前になりました。


そのせいか自然と教授と距離が近くなり、対等のレベルで話し合いやコミュニケーションを取ることができます。


校外学習でも一緒のホステルに泊まりますし、部屋が一緒の時もあります。


ご飯も一緒に食べますし、ルワンダへ校外学習へ行った時は一緒にビールも毎日のように飲んでいました😂 


もはや友達です笑。




8. アカデミッククォーター



スウェーデンの大学では「アカデミッククォーター」というルールが存在します。


それは大学の講義が10時に始まると時間割に書いてあるなら、実際にスタートするのが15分後の10:15というルールです。


アカデミッククォーターのおかげで、15分遅れても間に合うだけでなく、それまでに教授に質問することができたり、クラスメイトと少しお話をしたりしてリラックスすることができます😌


二時間ある講義も、また11時になると15分休憩があるゆったりとしたスケジュールです。




9. ストレスフリーな試験制度



生徒に対してとてもストレスフリーで私はありがたく思っているスウェーデンの試験ルール😂


追試は3回くらいまで全然OKなのです🙆🏻‍♀️


私も恥ずかしながら、1年生の最後の試験の前にルンドカーニバルがあり、楽しみすぎて赤点でした😭


カーニバルがあったため、クラスの半分くらい追試になったのも良い思い出です😱


私の学部では VG (高得点合格)、G (合格)、U (不合格)の3つの成績があります。


ただし、追試で満点でもVGにはならないのですが、だからといって成績に影響することは全くないのです。


また、試験時に食べ物や飲み物を自由に持ち込めます。


私のクラスにバナナ一房とビール2本持参して試験を受けたクラスメイトもいました😂




10. 学割がいっぱい



Apple、Spotifyを始め、とにかく何もかもに学割が効きます!


“STUK.CO” というアプリに生徒証を登録するだけで、そのアプリを通して服やホテル、動画配信サービスなどにも学割が効きます🤩


私がビックリしたのはワクチンや薬も学割の対象になることです!


ルワンダの校外学習の前にワクチンを打つことを勧められて、学割なしではすごい額になっていたと思います😮‍💨




11. 交換留学の機会がある



学部によって異なりますが、学部によっては交換留学へ行く機会があります。


私は3年生の一学期 (8月〜12月) の間に、北極に近いノルウェーのスヴァールバル諸島へ交換留学に行ってきました!


この際、ヨーロッパ内の留学先だと “Erasmus+” と呼ばれる奨学金プログラムがあり、誰でも申し込めば奨学金がもらえるのです🤯


行き先の物価に合わせた奨学金を毎月分もらえるのはとてもありがたかったです。


また、電車で移動すると別の奨学金をもらうことができます👏🏼




12. 留学費用が他の国より安い



イギリスやアメリカ、オーストラリアなどの大学の学費はとても高いですよね😭


ですが、スウェーデンは比較的に安く、東京の私立の大学くらいの学費で、生活費も東京で暮らすのとほぼ同じくらいです。


今は円安だったり、インフレだったりで色々3年前に比べると高くなっていますが、それでも比較的に進学しやすい留学先だと思います。




13. アジア人が少なく、ダイバースなクラス



アメリカやオーストラリアは、アジア人生徒が急激に増えて、今制限をかけているとよく聞きます。


アジア人が嫌だとかそういうことではなくて、私はバリ島のインターナショナルスクールに通っていたため、アジア人がほとんどの大学へ進学すると環境が全く変わらないと思い、あえてアジア人の少ないスウェーデンを進学先に選びました


大学のクラスには私含めて2人しかアジア人はいなくて、その子とはとても仲良しなのですが、インターナショナルでダイバースなクラスに入れてとても良かったです😊


その他にも私のクラスには、30代や40代のクラスメイトがいました。


私が9月から進学する大学院の学部も、私含め23カ国から生徒が集まり、年齢層も幅広いです。


誰も偏見なく同い年のような距離感で接していて、それに加えて文化の違いや価値観の違いを目の当たりにしましたし、目を向けるところの違いも勉強になりました。




14. ヨーロッパ内の移動が簡単



当たり前のことでも、私が特に気に入っているポイントがヨーロッパ内の移動がとても簡単なことです!


大学に進学してからコペンハーゲン以外に、アムステルダム、ヘルシンキ、タリン、ロンドン、スヴァールバル諸島へ行きましたが、とにかく着くのが速いです😂


クラスメイトも週末にちょっとだけ旅行へ行ったり、実家へ帰ったりと空いた時間を旅行に当てられるのも気に入っています🫶🏼


スウェーデンのレジデンスパーミット (居住許可証) とマイナンバーのIDさえあれば、パスポートを持たずにヨーロッパで移動ができちゃいます👏🏼




15. 自然豊か



自然大好きな私からすると、本当にスウェーデンは街中と自然のバランスが上手く取れてると思います。


国立公園もいっぱいあれば、ハイキングやトレッキングコースもたくさんあります。


素敵なことに、スウェーデンには “Allemansrätten” と呼ばれる、この緑豊かな自然をみんなでシェアしながら生活する市民権が全員にあります🥹


この市民権では、スウェーデンの自然 (たとえそれが個人が所有している土地でも) の中なら誰でも自由に立ち入ることが許されています!


キノコやベリーを始め、生息する植物も採ることが許されています。


私のクラスメイトは論文で、採ったキノコの食べ比べ + 生息地と土質の関係性を研究していたほどです😂




おまけ: 日本に来て欲しい最先端アプリ Swish



みなさんは友達とカフェやご飯へ行った時に、割り勘した時に友達に払い戻す際に、お釣りがなくて困ったことありませんか??


この神アプリ “Swish” を使うと、電話番号だけあれば相手にきっかり、そして光の速さでお金を送金することができるのです!!😱


「私これ立て替えとくから後でSwishしてくれればいいよ」が日常茶飯事😂


それに加えてスウェーデン国外でも使えるので、ルワンダの校外学習の時の割り勘がとっても楽でした笑。


また、オンライン決済の時にカードを出すのがめんどくさかったり、お店でわざわざお財布を出すのがめんどくさかったりしませんか?


そのお店のSwishのQRコードかSwishの番号を入力すると、ケータイ一つで決済できるのです!


※ 一つ残念なことが、これもスウェーデンのマイナンバーがないと作れないことです😔


キャッシュレス決済が主流になってきている今日この頃なので、日本にもこのようなアプリができたらいいなと思います!





とても長いリストになってしまいましたが、三年間スウェーデンの正規大学生として暮らして気づいたスウェーデン留学オススメポイントまとめでした!


まだまだ留学先として知られていないスウェーデンを始めとする北欧ですが、これらのポイントを主に魅力的なところがたくさんあります🫶🏼


定番のアメリカやオーストラリアの大学だけでなく、今はヨーロッパの大学もぐんぐん世界大学ランキングで順位を上げてきているので、ヨーロッパの大学もぜひ検討してみてください👌🏼


今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!🇸🇪




Another day, another slay


(訳: 今日も最高にキメていこう!)


nana <3


nanaironikki.co@gmail.com