Hej hej! It’s nana 🌈

「今週こそはブログ更新するぞ!」と先週意気込んでいたものの、先週東京に行ってしまい、友達と楽しみすぎて、すっかり更新することを忘れていた私です。

私は8月半ば過ぎまで夏休みですが、弟は二週間前から学校が始まり、ついにIBDP生となりました

最初の一週間はどの教科を選択するか色々考えることのできるトライアル期間なので、弟の選択科目の相談に乗っている今日この頃なのです。

また、このブログを始めてからたくさんの相談のメールをいただきましたが、中には科目選択の相談もありましたので、IBDPの科目選択について記事を書こうと思います!

さらに、IBDPの科目選択をする時に私がして良かったこと・すれば良かったと後悔したことをまとめました!


弟が選択する科目 & 将来やりたいこと


  • Math AA HL
  • Physics HL
  • Chemistry HL
  • English A Literature SL
  • Spanish B SL
  • ESS SL

私の弟は大の飛行機オタクであり、空を飛んでいる飛行機のお腹を見るだけで、その飛行機の機種やエンジンの形、更にはその飛行機の座席の並び方まで分かります笑。


パイロットに一番なりたいそうなのですが、機械やバイオ燃料を始め、飛行機事故調査など幅広く興味を持っているので、そのいずれかに就きたいならどの学部に入ったらいいのかを調べていました。


そのリサーチを元に決めたのが、これらの選択科目なのです。


どのようなリサーチをするかはこのあと詳しくまとめるので、ぜひ参考にしてみてください!




して良かったこと①: English Aを選択したこと


IBDPでは第一言語となるA、第二言語となるBの二つの言語を履修します。


我が家ではこの選択肢を「運命の分かれ道」と呼んでいるほど大切なのです。


海外の大学受験を経験した私だからこそ断言できますが、もし海外の大学を目指したいのであれば絶対に何が何でも第一言語 Language A は英語を取った方がいいです!


English A はネイティブ・スピーカーでもヒィヒィ言いながら受けているのでハイレベルな英語を取得することができますが、その分高得点は取りにくいです。


しかし多くの海外大学が English A を英語資格として認めているので、IELTSやTOEFLなどの英語検定が免除になります


私のインターナショナルスクールでは聞きませんでしたが、バイリンガルディプロマという資格も English A を取れば取得できるそうです。


要するに、English Bで6点7点取れたとしても、English Aの4点5点の方がハイレベルなのです。


※ 大前提ですが、英語に自信がないのに無理して English A を取るとすごく辛いので、IBDPでは決して無理はしないように!


私は読書が好きだったり、IGCSEでの英文学の成績が良かったりしたので English A Literature (しかもHL😩) を選択しました。


IGCSEに比べるともちろんレベルが高く、最後の方は本当にキツかったですが、この English A を選択したことによって文章構成能力がメキメキと伸び、大学受験時のエッセイや大学に入ってからの課題が楽だなと思うほどまでになりました!


弟は読書が大嫌いだけど、IGCSEの英文学が楽しくて成績も良かったからIBDPでも English A Literature SL を取るそうです…。大丈夫か??




して良かったこと②: 大雑把でも大学で勉強したいことを考えておいたこと


大大大前提ですが、最低でも文系か理系どちらに行きたいかは決めておきましょう!


できれば文系でもこういう勉強がしたい、理系でも物理学なのか化学なのか生物学なのかなど、はっきりさせておいた方が後から自分が楽です。


なぜかというと Physics, Chemistry, Biology 全てを履修することは、大学がそれを入試資格の条件として定めていない限り、学校がOKを出さないと思われます。


そのため、理系2教科を選べるとしたら Physics + Chemistry や Biology + Chemistry のどちらかの組み合わせをほとんどの理系生徒が取ると思います。


例えば Physics + Chemistry を取り、後から勉強したいと思っていたことに要る科目が Biologyだった!とIBDP 2年目で気づくなんてことがあったら時すでに遅しなのです。


弟は航空宇宙系に興味があり、それを目指すつもりなので Physics + Chemistry に最初から決めていました。




しておけばよかったこと: 行きたい学部のリサーチ


私は自分がIB生だった時、大学のリサーチもどこから始めていいか分からなく、ずっと後回しにしていました。


そのせいでIBDP 2年生の時に、ものすごく慌てて大学のリサーチをしなくてはいけないことになりました。


それだけでなく、後からリサーチすると「この科目を取っていないからこの学部は行けないのか…もっと調べておけばよかった」となったこともありました。


私の弟には同じ思いをしてほしくないので、IBDPが始まる前の夏休みに、大学のリサーチを始めるようにアドバイスをしました!


リストアップすることは

  • 出願条件
  • 必須科目と得点
  • 英語検定が必要なのかいらないのか
  • 必要ならば要る得点
  • 学費 & 生活費
  • 学生寮はあるのか
  • どんな勉強をするのか

とアドバイスし、いつでも後からそのリストを見返せるようにしておけば、これから成績が伸びたり下がったりしても落ち着いて大学を選べるのではないかと考えました。




おまけ①: 弟のGDCが進化していた!!



IBDPで必ず使うGDC (関数電卓) ですが、弟の学年が指定している型番が私のとは全く違いました。


GDCは結構お金がかかるので、文系の私の友達からお下がりしてもらおうと考えていましたが、なかなかそうはいきませんでした泣。


さらにこの型番はバリ島で売っていなくて、学年中「どこで買えるんだ?!」といまだにパニックだそうです。


弟は日本のAmazonで注文してバリ島まで配送してもらいましたが、数日後に着き、案外賢かったのかもしれません笑。




そんな家族全員でプチパニックに陥ったGDCですが、私の持っているGDCよりもはるかに進化していて、もうすごく羨ましいです!


表や3Dのグラフを作れるだけでなく、な、な、なんとーっ!!


周期表まであるじゃないですかーっ!!


ず、ず、ずるすぎるーっ!!


私の時代なんて歌で覚えないといけなかったのに…😭




おまけ②: TOKに早速苦しんでいる弟



↑ 私がIB生の時の懐かしい写真がでてきたーっ笑。


IBDPを取るために欠かせない Theory of Knowledge (TOK) という哲学のような科目があり、難易度高い科目なのでいまだに私もTOKを理解しきれていません。


そんなTOKもとうとう始まり、早速ヒィヒィ言っている弟です。


こないだは “TOK really woke up and chose violence.” と言っていました爆笑。(スラング訳: 起きた瞬間にTOKは僕をいじめようと決めたらしい)


更には “TOK = Torturing Our Knowledge” という名言まで誕生しました😂


言うことのセンスは抜群なので、そのセンスでTOKを乗り切ってくれーっと思っている今日この頃です。






もう日本の一時帰国も終盤に近づいています。


今週末にはルンドに戻るので、帰りたくない病にすでになっていますが、自分の成長のためだと考えて頑張りたいと思います。


スヴァールバル諸島へ交換留学に行くのも最初はワクワクしていたものの、近づいてくると不安で不安で仕方ないです。


だからといって行きたくないわけではないので、「不安で行きたくないな」「でもなんか楽しみになってきたな」とアップダウンが激しく、自分でも自分の感情の浮き沈みに疲れています笑。


今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!🇯🇵




Hej då!


 nana 


nanaironikki.co@gmail.com