お立ち寄りくださり、ありがとうございます。
皆さまは女性性という言葉を聞いたことがありあますか？
とても簡単にいうならば、女らしい、という言われる部分のことです。
ツインレイ にとってこの女性性というのは、とても大切な部分のひとつ。
なぜなら、女性が女性性をしっかりと開花させることでサイレント期間を終わらせ統合に向かうことができるからです。
この統合というのは、また別の記事で書いていきたいと思いますので、そちらもぜひご覧くださいね。
サイレント期間を終わらせるために、女性性を開花させる・・・
女性的な魅力を磨き上げる、とも言えますが、それでは少し言葉のエネルギーが軽い感じがします。
なので、今回は女性性について書いてみたいと思います。
女性性の開花とは
よく女性性開花、という言葉を聞きます。
開花・・・花ひらく・・・女性らしさを花開かせる。
女性なら、小さい頃にはあった「少女性」。
大人の成熟した女性らしさが女性性ならば、花開く前の蕾の状態が少女性。
そして年齢を重ねるごとに様々な経験を積み、より女性的な魅力が増していきます。
心身ともに成熟した女性・・・そのような状態を「女性性が開花した状態」と言えます。
しかし、あちらこちらで「女性性開花」という言葉を聞くということは、女性性が開花されていない女性が多くいる・・・ということになります。
源氏物語の夕顔から見える女性性
女性性とは「受け容れる」こと。
あらゆることを受け容れる。
受け容れたら何かしなくてならない・・・ではなく、ただ受け容れるだけ。
源氏物語に出てくる「夕顔」。
夕顔は頭の中将の元愛人でしたが、光源氏はそのしおらしく、そして甘えてくる夕顔に夢中になりました。
控えめですが、光源氏の求めることに一生懸命に応えようとするその姿がいじらしく、愛おしかったのでしょう。
その後、夕顔は物の怪に取り憑かれて亡くなり、光源氏の悲嘆にくれる・・・というお話でした。
この夕顔は自分を主張することもなく、ただ源氏や頭の中将の愛を受け容れていました。
下町の長屋に住んでいた夕顔のところに泊まった源氏は、朝になると周りの賑やかな声に驚いていた様子ですが、夕顔は恥じることもなくそのままで在り続けていました。
夕顔は今の自分の全てを受け容れた上で、源氏や頭の中将の愛も受け容れていたのです。
その姿は意地らしくもあり、男性から見ると自分が守ってあげなければ・・・と思わせるのでしょう。
しかし、その中にはしたたかな部分もしっかりとあり、まさしく女性性を発揮した、と感じられます。
女性性とは具体的に・・・
女性性というものが何となくお分かりになっていただけたと思います。
本来、女性性を始め、なぜ大人になっても女性性が開花されないのでしょうか？
これは「女性性とは具体的にどのようなものなのか？」ということと深く関わってきます。
初めに少女性は蕾の状態と書きました。
花は開くことで、その花の蜜を様々な虫たちに与えることができます。
でも蕾の状態では与えることができません。
ですから花開くことで、蜜を与えることができるのです。
女性は花。
そこに咲いているだけでいいのです。
しかしそこに咲いているだけは虫が寄ってこないかもしれません。
なので虫が寄って来やすいような形にしたり、香りなどで虫にアピールをしています。
女性性を開花させるには、まずは夕顔のように自然体でいることです。
無理に相手に合わせようとするでもなく、否定するでもなく、求められればそれに従う。
とはいっても誰のいうことでも聞くというわけではありません。
自然の摂理に合わせ、相手に全てを委ねているようで、実は自分の中のにはしっかりとしたものがあります。
それが夕顔に遊女性があると言われる所以でもあると思うのです。
逆に「自分でなんとかしなくては・・・」という気持ちは微塵もありません。
なるようになる、ならなければならないなりにそこに在り続ける・・・
そんな強さが女性性には含まれます。
女性性を開花するために
では実際に女性性を開花させるにはどうしたらいいのでしょうか？
それは大前提として、まずは自分に素直になること。
お相手や周りの人に対して素直になるのではありません。
自分自身の気持ちに素直になることです。
夕顔はそうしたいと思ったから、素直にそうしたのです。
とはいっても「待ち」の姿勢ですから、自分から源氏に望んでいるわけではありません。
源氏に誘われ自分もそうしたいからそうした、それだけなのですね。
また自分の住処を恥じることもなく、ありのままを受け容れている。
さらには、そこの中でもより自分が心地よくなるようなことはしています。
このように自分のポリシーは持っているのです。
女性性が気になる方は、ぜひ意識されてみてくださいね。
miyabi
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