こんにちは。

発達ケアアドバイザーの代里子です。

 

先日、高校生の子と話していて、

その子が国語で高得点をとった、

というので、

 

どうしたらそんなに取れるの?

 

と聞いてみたんです。

 

私はどちらかというと、

国語が苦手だったので😅

何に気をつけているのか

気になったのです・・

 

 

 

彼曰く、

「例えば、宇宙人が椅子のようなものを

 持ってきたとします。

 

 材質はふわっとしているな、

 これは毛のようなもので

 できているものかもしれない

 

 形は平らな部分に足がついている

 

 何となく椅子に似ているから

 座る時に使うものかもしれない、

 

 と色々と想像しますよね。

 

 見たことも聞いたこともないものに

 初めて出会った時に、

 これは一体何なんだろう、と考えること

 

 それが、読解には必要なんじゃないかな」

 

と、教えてくれました。

 

うーん、

 

ちょっと難しい比喩だったので、

 

「それは、未知のものを知ろうと思った時に、

 自分が知っているものと

 比べるってこと?

 

 例えば、何かに似ているな、って思うのは

 同じところを見つけること

 

 逆に、見たことないものがついている、とかは

 違うところを見つけること

 

 ということ?」

 

「ま、そうですね。

 

 知らないことに対して、どういうことなんだ?

 って、考え続けてただけです」

 

 

「あとは、感覚ですね。

 色んなことを体験した時に

 自分が感じた感覚が

 記憶されてること」

 

感覚の話がここで出てくるとは!

びっくり‼️

 

体験することの重要性は、

口酸っぱくなるくらい皆さんに伝えていたけど…

 

どんな体験をしたのか、

それが自分の内面に

どんな風に刻まれているのか、

それが大事なんだね…

 

 

そうね。

いつも、自分が今体験していることを

自分の感覚にぴったりくる言葉で

表現をしようとしていたものね。

 

などと、感動すら覚えてました、私。

 

 

読みとこうと思うと、

著者が言わんとすること(まだ未知のもの)

に、まず興味がわかないと

意味わからないからやめた、って

終わってしまうものね。

 

 

 

幼児や小学生に教える時、

比べるという事を意識して

問いかけるようにしています。

「比較」ですね。

 

比べることは、

実はすべての基本なんじゃないか、

と思うんです。

 

赤ちゃんが、言葉を覚える時も

 

欲しい物の値段や形や仕様を確かめる時も

 

価値基準や評価なんかも、そう。

 

 

同じ点と違う点を言う時に

何で比べたのか

基準をはっきりとさせると

思考がクリアになります。

 

大きさ?形?色?重さ?広さ?年齢?

 

などなど。

 

知らないうちに比較しているんだけど、

一体自分が何を元にして

比べているのか

分解して言語化すると

 

ストンと腑に落ちることがあると思うから

意識してみてくださいね。

 

 

そうか、読解も、

自分の過去に体験したことや知識と

比べて、

似ているところと紐付けて

肉付けしながら想像力を働かせていたとは!

 

生徒さんに教えてもらうことばかりです、

ほんと。