アリス・ウォータースを知ったのはつい最近です。
腸セラピストたるや、食生活はこうでなくちゃ!という考えに自分を縛りつけようとしたこともありました。
特に、息子の母乳育児中はお肉・卵・乳製品は一切口にしませんでした。
母乳の出が良すぎて、昔ならいいとこの乳母になれるんじゃないかと本気で思っていたくらいのおっぱいだったので、食べると乳腺炎になるんではないかと怖くて仕方なかったし、食べないことが美味しいおっぱいであるための食事だと思っていたからです。
それが間違っていたとは今も思わないし、後悔もありません。
でも、いつも、あれが食べたいなぁ…これが食べたいなぁ…と指をくわえて断乳までの日々を過ごしていたのは確かです(笑)
娘の時は、あまり食べ過ぎないように気をつけながら、バランス良く食べました。怖々と過ごした息子の授乳中より、肩の力を程よく抜いた事も良かったのか、あまりトラブルもなく断乳まで過ごせました。
食べることは生きることで、私たちの身体は食べたもので出来ています。
だから、愛を持って食べること。愛を込めて作られたものを食べること。
そんな当たり前のことにフォーカスしたいなという気持ちに落ち着いてきた頃に知ったアリス・ウォータース。
シンプルで、芯の通った彼女のメッセージは愛に溢れています。
腸セラピストとして、食事で大切なことは何だろう?その人に合った食事とは?といつも考えます。
私は食べることが大好きです。
時々、暴走・脱線してジャンクフードに手を出して後悔なんてこともあります。完璧じゃない。
いつも、自分にはどんな食事が向いてるか、こんな時はこんな食事がいいのかなと考えながら食べます。
時々、自分の肩の力をぬくことを許してあげながら。
だから、答えをあげられる人ではないかもしれないけど、寄り添える人でありたいなと思っています。
アリス・ウォータース。その人は、たくさん迷って考えてしまう私に、大事な事を気付かせ、確信させてくれた気がします。
スローフードの母と呼ばれる彼女のレストラン「シェ・パニース」にいつか行ってみたいなぁ