つわりが楽になって、やっと料理をするようになった。
告げると、早速、
借りている畑で採れた野菜を義父母が持ってきてくれた。
アパートの玄関先で義母と立ち話。
(義父は車で待っている)
「今日で6ヶ月になったんですよ。お腹も大きくなってきました。」
調子はどう?と聞かれたので、軽い報告。
すると、お義母さん、険しい顔で、
「腹帯はしてる?」
「...いえ、してません。」
実は、前回会った時も、腹帯についての話をされていたのだ。
・自分の時は腹帯は必ずしていた。
・腹帯をしないと、お腹が大きくなりすぎて、大きな赤ちゃんが産まれる。
・知り合いが4000gの赤ちゃんを産んで、お産が大変だった。
・母乳も足りなくて大変だった。
・だから腹帯はしなくちゃダメよ。
と、いうのがお義母さんの言いたいこと。
でも、現時点で、医学的根拠は全くゼロのお話。
お腹や赤ちゃんの大きさは元々の体型や骨盤の大きさなど、人それぞれ。
むしろ、締め付けは血流が悪くなるので医師によっては、否定する医師も。
さらに、肌が弱いとムレてかぶれたり、締め付けでかゆくなったりする場合も。
ただ、冷えの為に、腹巻や妊婦用のガードルはしてもいいかも。
と、いうのが、現在の一般的な考え。
なないろ自身も賛同している。
一応、言葉は柔らかく、その旨、伝えてはいるんだけど、
なぜか納得してはもらえないみたい。
母親世代は腹帯をするのが当たり前だったとはいえ、
実のところ、物腰は柔らかい義母は、かなりの頑固者なのだ。
なないろは、
こういう根拠のない言い伝えを押されるのは好きじゃない。
医学的に証明されていなくても、
何度も繰り返し言われれば、
それはそれで妊婦にとって不安材料の一つになってしまう。
特に、なないろは本当は心配性なのだ。
実の母はそれがわかっているので、
そういった類のことは一切言わないでいてくれる。
だから、前回義母に腹帯のことを言われた時に、
相棒にも、
そういうことを言われるのは好きじゃないと伝えた。
(その後、軽い言い合いになった。)
今日も腹帯について言われた、と伝える。
「しつこいね。なんでそんなに腹帯気にするのかな。」
「知らないよ。」
「次に言われたら、してます。って言っとけば?」
「私うそつけない。いろいろ聞かれたら困る。顔に出る。」
「そうだね。」
「......。(-з-)
次言われた時そばにいたら、相棒からお義母さんに言ってね。」
「わかった。」
もちろん、義母が意地悪な気持ちで言っているんじゃないことは、
重々承知している。
心配?
親切心?
心遣い?
そういった感じの気持ちからであることはわかってる。
でも、何度も言われると、嫌な気分にもなってしまう。
もしもビッグサイズの赤ちゃんが産まれたら、
腹帯をしなかったせいだと言われるのかと思うと、
気分が滅入る。
今後もそういったことを、
特に、産まれた後の育児についてとか、
いろいろ言われるのかと思うと、
簡単に無視できない相手だけに、
かなり面倒くさい。
ふぅ~
(-""-;)