急がず休まず | なないろ工房 ~*ビーズアクセサリーと雑談 時々ハンドメイド*~

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最近は諸事情によりビーズの話が減ってますが、ビーズもハンドメイドも変わらず大好きなので、茶道や日々の徒然、育児のことを織り交ぜながら、書いていきたいと思ってます。

Wie das Gestirn,

Ohne Hast,
Aber ohne Rast,

Drehe sich jeder

Um die eigne Last.


星のように
急がず
しかし休まず
人はみな
おのが負いめのまわりをめぐれ


ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe)

「温順なクセーニエン」第二集 (Zahme Xenien II)より



なないろ工房 ~*ビーズアクセサリーと雑談*~-雲と太陽光
これは、宇宙から見た地球の写真です...綺麗ですね~


急がず休まず』というフレーズ

好きって人結構いますよね。


かくいうなないろも好きです。


これって継続は力なり...千里の道も一歩から...というような、

コツコツマイペースでいきましょう、

といった意味を感じさせられます。


でも、その下にある

人はみな おのが負いめのまわりをめぐれ

ってところを読んで、ん???と思いました。


「星のように...負い目の周りを廻れ

だなんて、

前後の言葉を知ると、

なんか、ちょっとマイナスイメージっぽいあせる


でもね、違うんです。


周りの目を気にして、見栄を張って、

追いかけきることのできない世の中に、

無理をして、

自分を曲げてまで合わせる必要はない

それよりも、もっと自分の内面を見つめなさい

という意味なんです。



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ゲーテは、

歳を重ねるごとに、
「遠くを目指すな、近くから始めよ」と、説くようになったそうです。

生きることも、創作することも、つきつめて言えば 「自分の問題」 です。
自分の心と体が届く範囲。

(多分、これが、「≒星のように」)

そしてその心とは、「自分は秀でている」という、

のぼせ上がった慢心のことではなく。

むしろ至らない自分、

貧しい自分、

理想のとの距離に嘆く自分、

運命を恨む自分、
その自分に宿った痛々しいマイナスの心のことなのだ。

しかし、それがあるからこそ、
人は努力し、花を咲かそうとする。

負いめがあるからこそ、努力を重ね、限られたチャンスを掴もうと必死に生きる。


逆に言えば、

負いめの少ない人間ほどチャンスから遠い者はいない。


人間が 「人間」 になるためには、
負いめに苦しみ、

負いめをを直視し、
それでも呼吸し、

食べ、

飲み、

愛する自分を見つめなおすことからしか始まらない。

その上でひたむきに前を向いて歩いていくことが、

ゲーテが言うところの創作的な人生なのだろう。



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っていう話を以前、本で読んだことがあります。

なんていう本だったか、

全然覚えていませんが汗

(ウロ覚えなので、言葉とかは全然違います)


しかもなないろ的解釈も入ってしまっているので、

そうゆう感じで捉えていただけると助かります。


当時はほとんど何を言っているのか理解できませんでした。

でも、

今は少しわかる気がします。


現実的じゃない夢ばっかり追いかけて、

大風呂敷広げて、

結局のところ、

何もできない、

何もわかってない、

そのくせ言うことだけは二人前、ってのは人としてどうよ?

というところでしょうか。


まずは自分が自分の足でしっかり立たなくては、

その為に今できることを今精いっぱいして、

全てはそれから...。


( ̄▽+ ̄*)


朝からうっとおしい話を熱く語ってしまった...汗
(-""-;