昨年のある日。
「新しい作品がいくつかできたから、持っていきます。」
というメールを、委託販売を頼んでいる親戚に送った。
すると、
「販売をやめることにしたので、残ってる作品を引き取りに来て下さい」
というメールが、理由もなく返信されてきた。
でも、実は理由は知ってた。
もともと、
販売しないかと誘われたのもその理由だったから。
なないろより先にそこに作品を置いていた人が、
新しい作品を持ってこなくなって、
1年間そのままの状態だった。
だから、
なないろの作品を置いて、
刺激して、新しい作品を持ってくるようになるのを期待したのだ。
でも。
その人はそのまま更新しないままだった。
「引き取りに来てもらおうと思ってる。」
いつだったか親戚はそう言った。
さすがに1年以上経っても新しくならない作品を、
そのままにしておくわけにはいかなくなったのだろう。
ただ、その人の作品だけ片付けるわけにはいかない。
「もうビーズ作品は置かないことにした」
と、言わないと、
その人に引き取りにきてもらえないから。
そんなような事を以前言っていたのを覚えてた。
忘れれば良かった。
なないろからお願いした委託販売じゃなかった。
親戚に頼まれて勧められて、
まだまだ未熟なのを承知の上で置くことにしたのだ。
だったら、なないろに作品を持ってくるように、
頼まなきゃよかったのに...。
なないろの作品は親戚のお店に来る客層とは少しずれていたので、
親戚に、もうちょっと上の方向きの作品を作ってきてほしいと言われていた。
その時はそれを考慮して、
あまり自分の趣味じゃないものを作り置きしていた。
だから、突然もういらないと言われて、
正直困った。
(x_x;)
悲しかったし、悔しかった。
もうちょっと猶予が欲しかった。
作り置きした作品はそこに合った感じに作ったもので、
自分じゃ使おうとは思わないモノだったから。
オーダーしておきながら、見もしないで、いらないと言われた気分だった。
言いたいことはいろいろあったけど、
何の条件もつけず、
好意で置いてくれてたから、
何も言わずにただ、
「わかりました」
と、返信をした。
お店に作品を取りに行くと接客中だったので、
ただ片づけて、
用意されていたそれまでの売上金を受け取って店を出た。
帰りに店の近くの親戚の家に寄ると、
いつもは口うるさくいろいろ言う親戚が、
気まずかったのか、
いつもと全然違ってよそよそしかった。
なないろはいつもと変わらず、
普通に笑顔で話しをしたのに、
せっかく結婚の報告もしているのに、
全然、喜んでくれている様子もなかった。
それは一緒に行ってくれた相棒も感じたみたいだった。
それはなないろに対して、
後ろ暗さみたいなものがあったからなんだろうな、と思ったら、
気にしないようにしてたのに、
悲しくなった。
それまで比較的連絡していたのに、
以来、
連絡ができなくなってしまった。
また、同じような態度をとられるかもしれないと思うと、
怖くなった。
本当に気にしてなかったのに、
自分が可哀想な人だと思われたのかと思うと、
それがとてもみじめで悲しかった。
しばらく落ち込んで。
なんだかブルーな日が続いた。
( °д°)
で、思いなおした。
自分がビーズをしているのは、
最初の目的は、
「売ること」
じゃなかった。
販売を誘われたのも、
まだビーズを始めて1年も経っていな時だった。
なんだか何かを見失いそうになっていた気がする。
やっぱり自分の作りたい作品を作るのが楽しい♪
その作品が目に触れた人に素敵だね、可愛いねって言われたら嬉しいけど、
人に認めてもらえるのはすごく嬉しい、
それはすごく嬉しいけど、
売るために無理して作るのは本当は嫌だった。
子供の頃からお世話になった親戚だったから、
多少目を瞑ってきたけど。
もうやめよう。
無理をするのも。
我慢するのも。
で、やっと。
ちょっと時間はかかりましたが、
心の整理ができたみたいデス。
感情的に書きなぐることはしたくなかったので、
落ち着いて、心乱されることなく、
ここで報告することができました。
(*^-^*)
委託販売は、もう一箇所で頼んでいますが、
(ここも、知り合いなので)
今後どうするかは、
またゆっくり考えようかと思ってマス。
これは昨年のある日のこと。
今はもう大丈夫なのでご心配いりません。
この先はどんな風に道が進んでいくのか、
さっぱりわからないけど、
今やりたいことは見えているから。
大丈夫です