ともかくも出発!行き先は、宮城県にある鳴子温泉。湯の種類がとても豊富な温泉地だ。こけしも有名。鳴子のこけしは、首を回すと「キュッ、キュッ」と音が鳴るのが特徴よ。豆知識。
道中ちょっと長いけれど、やーやは大人しくしていてくれた。お気に入りの「にんじん」を預けていたのだ。私の好きな駄菓子のひとつで、カラフルなビニールに米のお菓子が入っている。あまり入っていないけれど、強気の30円だ。おやつに、と持ってきていたのだけれど、小さなやーやの手にもフィットするようで飽きずに遊んでいる。そういえば、買ったおもちゃよりもチラシやガーゼが好きなようだ。安上がりな奴だ。
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せっかくなので、どこかで‘‘こけし絵付け体験’’でもしようということになった。楽しいし、記念になる。
温泉街も近づいてきた頃、こけし体験工房が右手と左手に。はじめに左手の方の店に入り、値段や雰囲気、質などを調べた。こちらは、小指ほどの大きさのこけしの形をした木に、色とりどりの水性ペンで色付けするという内容だ。う~ん。水性ペンか・・・。100円だけれど。あんまりいらない。
その店を出て、右側の店へ。お、見るからに良い雰囲気。聞くと、絵付けのほかに、ろくろを回して原木からのこけし作りができると言う。1050円。絵付けだけでも、ミニこけし1050円・ペン立て600円・根付け380円、と種類も豊富だ。しかも本格的な、筆での絵付けだ。色も黒・赤・緑の基本の3色しか使わない。ろくろ、回すっきゃないでしょう!色、塗るっきゃないでしょう!
すがわら、というそのお店は、売り物のこけしの種類も幅広く、伝統的なものから現代的なかわいいものまでたくさんのこけしたちが微笑んでいる。
売り場のすぐ奥が工場で、煙突の付いたストーブが暖かい。色々な土地のこけしが展示してある。工場には、インストラクターみたいな人が一人、つきっきりで指導してくれるみたい。なら、削りすぎでこけしの首がもげるなんてのはなさそうだ。ほ。
やーやをだっこするので、パパと交代で一人ずつ作ることに。真剣なパパ。結構器用なのだ。鉄の棒のような道具で頭を削りだし、丸くし、くびれを作る。その後はやすりをかけて、ワラの束で磨き、絵付けが終わったらロウでコーティングする。
大人しく作業を見つめるやーや。写真で見えるのは、パパの作品。私のは撮らないでしまった・・・。あ、体験のほうのこけしは、一本の木から削りだして作るけれど、本当のこけしは首と胴、別々に作る。摩擦で木を熱くして、柔らかくなった所に差し込むのだそうだ。だから首が回るのだそう。豆知識②。
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大満足で店を後にする私たち。楽しかった~。さ、宿に向かおう!「ゆさや」へいざ行かん。
すぐに宿に着いた。割と奥まったところにある。なかなか良いたたずまい。しかも、パパが「鳴子に行ったら絶対に入る」と高らかに宣言していた共同浴場‘‘滝の湯’’が、なんと「ゆさや」の隣にあったのだった。
車を降りると、町全体を包む強烈な硫黄の香り。温泉に入るぞ!入るったら入るぞ!と、否が応にも温泉熱が高まる。ふと、パパを見る。
破顔一笑している。
にこにこだ。にやにやだ。ウハウハだ。ね、来てよかったでしょ、パパ。そして見よ、私の選宿眼を。
・・・・・・結婚記念日 ファースト③につづく。

