12月の始まりの日、とても素晴らしい方に逢いに行ってきました♪
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デニスさんたちは、1988年、セイクリッドランを通じて
福島原子力発電所の危機的状況を感じて、福島第一原発の前でお祈りをしたそうです。
それから23年後、東北大震災がきっかけで、福島原発から放射能が流れてきました…
7Generationsのブログでは、私が聞いた大切なメッセージがまとめて書かれていますので
それを抜粋します。
http://blog.7gwalk.org/?eid=1262306
★★★
~前略~
ヨーロッパやオーストラリアをはじめ
世界中を歩いていて
日本も何度も走って縦断し、祈りメッセージを伝えて来ました。
1988年には福島を通り
その時も
原発の危険性を伝えようと
第一原発の前でお祈りをしたそうです。
「ウランは母なる大地の中にあれば安全なものだよ。
しかし、一旦それを外に引き出せば凶暴なものに変化してしまう。
原子力を人間がコントロールすることは出来ないのだから、
ウランを母なる大地から引き出してはいけないのだ」
ウランは母なる大地の内臓だと聞いています。
内臓は体内にあれば素晴らしいものですが、外に引き出してしまったら命を失ってしまいますものね。
1988年にデニス師を日本に招待したのは
映画「ホピの予言」の監督の宮田氏を中心とするグループでした。
http://hoshimeguri.com/landandlife/index.htm
1986年に完成したこの映画は日本にホピの予言の事を伝えた大切な映画で
デニス師も出演しています。
この映画にも紹介されていますが、
ネイティブ達は、
ホピの予言や
祈りや哲学や信仰や
ウラン鉱山での経験などを通して、
原子力の危険性を訴え続けてきました。
デニス師は言います
「最初に、アメリカ政府にウランを掘らされた時、
何の為なのか、それは何なのかも知らされず、
もちろん放射能の危険性も知らされなかった。
その状況下でも、ホピの長老達はウランを見た時、何かを感じ、
これには手を出してはいけない!と警告したものだ。
その後、アメリカ軍が拡声器をもって来て脅し、人々を追い払い、その地を支配した。
そして、世界初の原爆実験がネイティブの土地で行われのだ。
その後、広島と長崎に原発が落とされ、
放射能が撒き散らされて、政府や軍がウランを何の為に使おうとしていたか?が明らかになり、
そして、多くの犠牲者をだしてしまった。
ですから、
私達ネイティブは原子力には大反対です。
ホピの予言や、母なる大地と共に生きる視点からも、警告を発し続けてきたのです」
その警告を無視し続けた結果が今の日本の状況になっているのだ!
と僕も思いました。
デニス師は言いました。
「アメリカンドリームを追ってはいけないよ。それは悪夢だから!
その夢はつかむことの出来ない幻想だ。
むしろ、そのアメリカンドリームを追うことによって
人々は文化を失ってしまった。
ネイティブの土地でも、そんな悲しい状況になってしまっている人もいるのだよ。
ネイティブはネイティブとしての願いを持ち
アイヌはアイヌとしての願いを持ち
日本人は日本人の願いを持ち
文化を保って
そのままであるのが良いのだよ。
私も子供の頃は寄宿学校というネイティブの文化をダメにする為にアメリカ政府が作った
最悪の学校に入れられてしまった。
でも、
その中でも私たちは、歌や物語や祈りや儀式を忘れなかった。
いまでも母なる大地はその偉大さを保っているし、自然の美しさもそのままに保たれているし、
ネイティブ達の文化や精神性や祈りや儀式も継承されているよ。
ぜひ、そのアメリカの母なる大地に来て欲しいです。
そしてその精神性や祈りや儀式に参加し感じて下さい。
私たちは全て繋がっているのだよ!
私たちの哲学や信仰では
大地は母で 空は父です。
太陽を一番上の兄として尊敬し
月を祖母として見上げています。
宇宙や星は常に私たちを導いていて
ある人たちはその星から来たと信じています。
そして
木々や草花
動物や
鳥や
昆虫たちも
皆、私たちの兄弟なのです。
そして
ネイティブとアジアの人たちは特に近しい関係にあります。
なぜならお互いに蒙古斑を持って生まれてくるからです。」
私もデニス師をはじめ
ネイティブの方々に会うと、すごく近しい気持ちになります。
そして、彼らは心温かくて強いし、かっこ良いのです。
私たちが無くしてしまった、「大切な何か」を持っていると直感し
今も多くを学ばさせて頂いています。
その後デニス師はサンダンスのお話をして下さいました。
「ネイティブの土地では一年に一回『サンダンス』という儀式が行われている。
6~9月にかけて、あちこちで
40以上の部族がこの儀式をしています。
それぞれに、それぞれの形がありますが、
この儀式の根底には共通しているこのサンダンスの信仰や基本形がありますので
それをお話しますね。
それは
サンダンスは生まれ変わる為の儀式であること。
命を与えて下さった、女性に対する尊敬と感謝を表すためのものであること。
その為に
サンダンサーは四日間、
日の出から日没まで
断食断水で歌とドラムと共に踊り、祈ります。
そして、たいがい最後の日に
ピアスを胸にして、引きちぎり、身を捧げます。
そして
産みの苦しみを体験し
命を与えられた有難さを実感するのです。
途中で倒れる者もありますが
あえて、その者を倒れたままにすることもあります。
その様な、祈りや行為や経験を通して
ビジョンを得たり、乗り越えていかなければ
ならないこともあるのです。
そして、
私たちは
命の来たところを知り
大地を母と知り
女性を敬い
子供達へ正しい未来へのビジョンを示せるのです」
私も2003年以来
何度もサンダンスに参加させていただいていて
その、素晴らしさを体験しています。
http://blog.7gwalk.org/?day=20120713
ホントに私の人生を変えてしまうのに充分すぎるくらい
ダイレクトでパワフルで感動的な体験や学びが沢山ありました。
サンダンスは心の渇きを癒し、命の有難さを教えてくれました。
私もサンダンスやネイティブの祈りを心からリスペクトしています。
デニス師のあり方や話し方も
暖かくて深くて素晴らしいものでした。
歌も交え素晴らしい時間でした。
~中略~
その後質問タイム!
いくつもの質問にデニス師応えて下さったのですが
少しだけ紹介しますね。
質問
「服の胸に五つ星がついていますが、それはどんな意味ですか?」
デニス師
「これは私の人生のクオリティーを表している。五つ星だよ。
それは
家族や友人や
近しい人に意地悪したりせず
良く接すること。
愛する人にも、
もちろん良く接すること。
それが私の人生のクオリティー、五つ星です」
質問
「日本にいる私たちは今この時、
原発事故や放射能汚染が酷い時代にどんな気持ちでいたらよいか迷っています。何かメッセージを下さい。」
デニス師
「私たちは今までも長い間、母なる大地をリスペクトし
祈りと共に世界中を歩き走ってメッセージを届け、
原発に対する警告もずっとしてきた。
原発事故の前も、そのことをずっとしてきたし
これからも、このメッセージをずっと伝えていくべきだよ」
最後にデニス師
今回の福島訪問のお話をして下さいました。
「11月の中旬、福島を訪問しました。
南相馬のお寺で祈りの会もしました。
福島に行く時も、私は母なる大地と繋がっているということを信じていました。
ガイガーカウンターを持っていって測っていたのですが、
あちこちで高い数値!
その中でも特に数値が高かったのが
木にガイガーカウンターを近づけた時でした。
その時私は
『木は放射能を吸ってくれている』と感じたのだよ。
普段は二酸化酸素を吸い、酸素を私たちに与えてくれているが
今は、木々が身を犠牲にして
皆の命の為に、放射能を自分の中に取り込んでいるのだと。
特に樹齢1200年の木の線量が高いことをしり、
その木を見て、そう感じたよ。
木々や草花や母なる大地は
そうして
放射能を浄化し
癒そうとしている。
放射能汚染から大地を癒すことができるのは母なる大地だけだよ。
そして
いつでも
母なる大地は私たちを見守ってくれているのだよ」
いつも和やかに
暖かくメッセージを伝えて下さいました。
私の文章では
伝えきれないことを承知で
熱意に任せて、書かせていただきました。
ご了承いただければと思います。
~中略~
詳細は、こちらのブログで♪
http://blog.7gwalk.org/?eid=1262306
★★
福島の放射能の問題を早くから気づき、
日本人以上に心配してくださっている人たちがいらっしゃる事を感じました。
私たちは、ホピの予言の映画を観たことがあり、ホピの予言の岩 を、実際に見にいった事があります。
その時に感じたのは、「今、人々がどう選択するかによって、未来は変わっていく!!」と。
今でもそう感じています。
デニスさんは、神社など、日本の信仰に、とても近いことを感じると言い、
アイヌ人とも同じ考えを持っているので、お互いに尊敬しあっていらっしゃるのを感じました。
私が一番感動したのは、
「サンダンスは生まれ変わる為の儀式であること。
命を与えて下さった、女性に対する尊敬と感謝を表すためのものであること。
その為に
サンダンサーは四日間、
日の出から日没まで
断食断水で歌とドラムと共に踊り、祈ります。
そして、たいがい最後の日に
ピアスを胸にして、引きちぎり、身を捧げます。
そして
産みの苦しみを体験し
命を与えられた有難さを実感するのです。
途中で倒れる者もありますが
あえて、その者を倒れたままにすることもあります。
その様な、祈りや行為や経験を通して
ビジョンを得たり、乗り越えていかなければ
ならないこともあるのです。
そして、
私たちは
命の来たところを知り
大地を母と知り
女性を敬い
子供達へ正しい未来へのビジョンを示せるのです」
という所で、
サンダンスで踊るダンサーは男性のみで、
40人ものダンサーが、大きな樹を広場まで担いでいくのですが、
大きな樹の意味は「生命の樹」とデニスさんが教えてくれました。
男性は、女性が赤ちゃんを産む時の痛み、苦しみを知らないので、
その代わり、ピアスを胸にして、その産みの痛み、苦しみを自ら体験し、
私たちを生んでくださったお母さん、女性たちに対する尊敬と感謝を実感していくお祭りだったので、
インディアンたちは、はるかずっと大昔からサンダンスというお祭りを通じて
「女性」の大切さを伝え続けていたことに感動しました。
「女性」を大切にする人たち、民族たちはみんな、
本当に「真実の愛」が深い所で流れているんだなぁって感動しました。
「女性性」を大切にしなくなった時から、世界は変な方向へ向かっていったのかもしれません。
なんか、そういう部分に深い意味をすごく感じています。
インディアンの歴史が、インディアンの仲間たちが犠牲になり、
私たちに何かを教えてくれているのを感じました…
インディアンが苦難を舐めた時代…
インディアンが苦難を舐めた時代を 私たち日本人が繰り返さないようにするのは、
私たちが 16日の選挙の時に、どこに投票するかによって決まってくるような気がしています。
階段の上に登って 途中で道がなくなり転落するか
平らな道を歩いて とうもろこしを収穫して平和な道を歩むか
本当に「ホピの予言」
の岩に描かれた二つの岐路。
今、そのあたりに差し掛かっています。
今思えば、「ホピの予言」の岩に描かれているメッセージは、
すべてが日本に起こった出来事とリンクしているなぁと感じました。
広島と長崎に落とされた原爆。
今の時代は、顔のないのっぺらぼうな人。
(↑未来、どう生きていいかわからないという不安いっぱい、迷っている人たちがたくさんいる)
だからこそ、二つの分かれ道に差し掛かっている『今』
未来の地球に何が必要か、
それをイメージしながら、
選択していきたいですね♪
写真を一緒に撮らせていただいた後、ハグしてもらった時、
デニスさんの大きさに感動しました。
ビックリサブライスがあって、デニスさんが「ありがとうの手話を教えて」って言ってくれ、
たあさんが「ありがとう」を手話で表現してくれ、デニスさんが何回も
「ありがとう」と手話で言ってくれました~~♪
そして、デニスさんの想いをリスペクトし、
日本で7Generationsをやっている山田さんの大きさとあったかさと優しさをも感じました。
『今』、こんな素敵で素晴らしい人に出逢えるのはめったにありません。
出逢わせてくれて、想いやメッセージをシェアしてくださって、本当に感謝いっぱいです。
今回、「虹の戦士」の話から始まり、たまたま予定が空いていて、
手話通訳としてお願いして、一緒に来てくださったたあさん 。
おかげで、インディアンを代表したデニス・バンクスさんのメッセージや想いが聞けて嬉しかったです。
本当にありがとうございました♪
そして、「結い旅」 で一緒に旅した仲間たちとも出逢えたことがとても嬉しかったです♪
想いは繋がっているんだなぁって感じました☆
ありがとうございました♪