佐藤陽子先生に会う
佐藤陽子先生は、ずっとお勤めされながら
お子さんを育て、お昼休みなどの隙間時間を利用して
作品を作り続けてこられたとおっしゃいます。
なので、こぎん刺しの大先生であることはもちろん
私は
ワーキングママのモデルとして大尊敬しています。
この日も
「働きながらこぎんを刺すのが本来。
こぎんを刺す時間がご褒美のようなもの。
針は毎日持たないとね」と。うるうる。
伝説のタペストリーを熱心に模写しているところを
田中忠三郎館長に話しかけられ、
それがご縁の始まりとのこと。
リタイアされたことを機に
田中忠三郎さんに促され
「佐藤陽子こぎん展示館」をひらき
こぎんを広める活動に尽力されています。
伝説のタペストリーは本当に美しく
無名の刺し手が刺されたことにも感心します。
裏からも見られて大満足。
ご紹介いただいた川守田教授と
こぎん・菱刺しについてお話しながら
展示作品を見てまわりました。
ところで、古い雑誌で
タペストリーに似ている写真を見つけたのですが
どうでしょうか。
模様の配置は違うので全く同じではないようです。
パターンの間に入れているモドコも似ているし。
どちらかが真似たものなんでしょうか。
などと、文献を見ながら妄想する時間も楽しいものです。