ブログを終了する決心をしました。
理由の一つは、今の生活で自分の自由になる時間が少なく、その中でブログを書く時間があまり作れない・・・ということ。
『書かない』のではなく、『書けない』ってのは、私にとってはけっこうストレス。
気になる。
でも時間がない。
ストレス。
そしてもう一つの理由。
ここで嘆くことを躊躇する気持ちが、自分の中に芽生えた事。
もともとななへの想いを吐き出す場所が欲しくて始めたこのブログ。
誰にも言えない事をここに書くことで、たくさんの励ましをもらって、なぐさめられ、力をもらってきた。
ここは私にとって、なくてはならない大事な場所だった。
でも、最近気付いた事。
なながいなくなってしまってから今までの私、全然私らしくなかった。
ずっと「ほんとは辛いけど、元気な私」を演じてきた。
でもそれはほんとの私じゃなくて、演技の私。
何に対しても自信がなくなり、だから言いたい事の半分くらいは飲み込んで、自分をさらけ出す事をせず、いつもみんなより一歩ひいたところにいた。
でも、そんな自分に気付いた。
気付けたってことは、自分が変わりつつあるってことだよね。
『ほんとの私』って何だろう?
実際にはよくわかんない。
あの日より前の私にはやっぱり戻れないって思う。
でも、新しいほんとの自分を始める事は出来る。
演技じゃなくて、新しいほんとの私。
なんか今、目の前がすごくひらけてる。
あの日から1年9ヶ月。
それだけ経ってやっと、自分の周りのモヤモヤを振り払う事が出来た。
そんな感じ。
ここまでの心境になれたのは、やっぱり弟君の存在が大きいのかな。
赤ちゃんをなくした痛みを癒すには、また新しい命を抱けばいい。
なんて、単純なことを言うつもりはない。
人それぞれの気持ちや状況があるし、そんな簡単な話じゃない。
でも、弟君が私の気持ちを少しずつ癒してくれた事も事実。
弟君が生まれて一年。
いつもいつもそんな風に幸せに浸れてた訳じゃない。
弟君を抱きながら泣いてた時もあった。
弟君をかわいいと思うことに罪悪感を感じてた時もあった。
そんな時を経て、やっとここまで来た。
最近は、よその赤ちゃんもすごく可愛い。
赤ちゃん、あんなに苦手だったのに。
特にななと同じ女の子は辛かったけど、最近は、女の子の赤ちゃんを抱かせてもらうと、可愛くて可愛くて涙が出る。
うまく言えないけど、『どの赤ちゃんの中にもなながいる』・・・って思う。
今、やっとスタート地点に来た。
本当のところを言ったら、今でもやっぱり一人で泣いてしまう時もあるし、まだ自分の中に抱えたまま吐き出せていない想いもたくさんある。
でも、今私がするべきなのは、ここで嘆く事じゃない。
今まではここに吐き出すことでしか自分の気持ちを処理できなかった。
今はもうちょっとなんとかなる気がする。
嘆きたい気持ちを自分の中に抱えて、それでも進める気がする。
この場所がなくなることには不安も迷いもあるけど、すぐ人に頼りたくなっちゃう性格だから、少しでも自信を持てた今、現実の世界で精一杯頑張らなくちゃいけない時なんだと思う。
という訳で・・・
今まで本当にお世話になりました。
ここでたくさんの慰め・励まし・応援をもらったからこそここまで頑張って来れました。
辛くても頑張っている皆さんの姿から、たくさんのパワーをもらいました。
ここで知り合った皆さんの支えがなかったら、今の私はここまで来れてなかったと思います。
この場所は、自分の記録として残しておくけれど、更新をすることはもうありません。(たぶん・・・)
今まで読ませて頂いてきた方々のブログは今後も読ませてください。
時々コメントやメッセージなどを書かせてもらっちゃうこともあるかも
本当に本当に今までありがとうございました。
最後に・・・
直は春から小学生
明日はいよいよ涙の卒園式。
って言うか、今日見送る時からすでに泣いてたけど。(私が)
思えば、直の立派な(?)姿に泣き通しだった入学式からもう3年。
ほんと大きくなったね。
小学校生活は直の性格を考えると母はとても心配だけど、本人は「早く小学校行きた~い!」と楽しみにしてます。
と言いつつ、最近赤ちゃんがえりしたりキレやすかったり、どうも情緒不安定気味。
直なりに生活が変わることへの不安もあるのかな?
弟君は1歳1ヶ月。
よちよち歩きが上手になりました
気に入らないと床に突っ伏して泣いたり、後ずさりして抱っこも拒否したり、嫌いなものは食べなかったりと、自己主張も出てきてます。
やんちゃって感じではないけど落ち着きがなく、ベビーカーから落ちたことも。(奇跡的にダメージゼロ)
小さな彼は私をなかなか疲れさせてくれるけど、私をメロメロにさせるパワーもかなりのものです。
旦那様は親バカ絶好調
「Y(←弟)を抱いてるとみんなが寄ってくるんだよ。Yが可愛すぎるからでしょ」とか言っちゃってます。
もちろんななのことも。
「ななちゃんは絶対お母さんより父ちゃんの方が好きだと思うよ。だって父ちゃんの方がいっぱいかまってくれるもん。」
だって。
確かに。
父ちゃん、ななにもやたらとかまってます。
きっとななもいつも父ちゃんにまとわりついてるんだろうね。
野菜でも果物でも、切る前に必ず「いただきます。」って言う旦那様。
普段はお母さんに怒られてばっかりの困った父ちゃんだけど、父ちゃんだからこそのいいところ、子供たちもいつかきっと気付くよね。
ななは今日で2歳9ヶ月。
今までずっと小さな陶器の骨壷に入っていたなな。
別の入れ物に移す事を検討中。
家族で遊びに行く時や旅行にはななも連れて行ってるけど、どうしてもお留守番も多くなりがち。
もうちょっとコンパクトで安全な入れ物に入れてあげたら、もっとどこにでも一緒に行けるようになる。
何かいい方法はないか、旦那さんと相談中。
3月3日にはひなまつりのお祝いをしました。
なながお腹にいた頃、『親父の一番長い日』を聞きながら、なながお嫁さんになる時の事を楽しく空想していた私達夫婦。
でも、旦那さんを花嫁の父にしてあげる事は出来なくなった。
周りにたくさんいる「娘を持つ父」達の気持ちを笑って聞いている旦那さんを見るのは切ない。
彼自身は、「そういう気持ちはちゃんと整理できてるから大丈夫だよ。」って言ってたけど。
ななのおひなさま、「早く片付けないとななちゃんがお嫁に行けなくなっちゃうね。」なんて言いながらそそくさと片付けた私達。
私達はこれからもずっとそうやって暮らしてく。
ななの姿はなくても、ななはいつもここにいる。
見えないななと一緒に、暮らしてく。
そしていつかきっと、私達なりの『親父の一番長い日』を迎える。
なながそれでも生まれてきた意味も、ななへの『ありがとう』の意味も、まだまだ見つけられない私だけど、いつかそこにたどり着けると信じ、今の自分にもう少し自信をもって、元気に進んで行こうと思います。
長くなりましたが、これにて終了~
何気ない家族の、何気ない日常に、明日も笑顔がいっぱいありますように・・・