ナナイロミュージックボーカルスクール校長の東です。
8月が終わり、いよいよスクールOPENの9月です！
7月から進めていた防音ブースも工事が終了し、9/1の引渡しとなります。
◆現場チェック
◆レイアウト・図面作成
◆関係各所へ許可の取り付け
◆施工開始
その他、沢山の工程を踏まえてやっと完成です。
本日は、防音ブース内『吸音ボード』の取り付けでした。
中々奥が深い防音事情・・・
まずは防音と吸音の違いを理解しなければなりません。
平たく言えば
→防音は音を室外に漏らさない
→吸音は室内の音の反響（回り）を無くす
ということです。
「わかんねぇよ！」と突っ込まれそうですが
僕も防音のプロに方に色々質問しながら調整を進めました。
【質問と回答の応酬の図】
～防音について～
防音に関しては、防犯や急病など不足の事態を踏まえブースの外にいても
ほんの少しだけ音が聞こえるようにしました。
【デシベル計片手に「ハイ！こんなくらいでOK～♪」】
ブース内では僕が全力でピアノを引いて歌っております（笑）
少しだけ中の音が聞こえますが、「声や歌を他の人に聞かれたくない！」といった方もご安心して頂けるレベルの音漏れです♪
～ブース内の吸音について～
ブース内の吸音は『吸音ボード』を取り付けて調整します。
室内の容積によって『吸音ボード』の面積を割り出し、音の反響をコントロールします。
『吸音ボード』 が大きくなり吸音効果が高くなると、音の反響が減ります。
反響が減るということは、声をいくら出しても吸音されるため自分の耳に入ってくる音が減ります。
つまり、いくら声を出しても出してる感じがしないように感じます。
「それでいいんじゃね？」と思わるかもしれませんが
無意識に必要以上の声を出そうとするのでメチャクチャ疲れます。
お風呂で歌うと気持ちいいとよく言いますが、アレは自分の声が室内で反響しまくってよく聞こえるので気持ちいんですね。
音の反響は声・歌にとってとっても大切です。
【吸音チェック中（鏡に渡部がチラッ♪）】
「じゃあ反響させたらいいんじゃね？」
いえいえ・・・そう簡単ではありません。
場所をお風呂場から
薄暗い洞窟 に変えてみましょう。
大きな声を出し続けたいたいと思いますか？
微妙ですよね。
人は環境によって声を無意識にコントロールしてしまいます。
反響し過ぎて、気持ち悪くなるといったこともあります。
レッスンブースに求められる音響空間は、
★声を出し続けても疲れない
★小さい声も大きい声も心地よく感じる
★声を出したくなる
そんな空間です。
その「丁度イイ！」を調整しまくりました。
そして、バッチリです！
その他にも、音の帯域のことなども影響してきますが・・・もうやめましょう（笑）
いやはや、文字が多くて疲れますよね・・・
ここまで読んで下さった方、ありがとうございます☆
開校まで後少し、最高の防音ブースと最高のレッスンを用意して皆さんをお待ちしております！！
