インド映画が大好きな夫につきあって鑑賞
解説
インドの人気俳優アミール・カーンが製作を手がけ、ひょんなことから取り違えられた2人の花嫁の思いがけない人生の行方を描いたヒューマンドラマ。
2001年の大安吉日のインド。育ちも性格も全く異なる2人の女性プールとジャヤは、それぞれの花婿の家へ向かう途中で、同じ満員列車に乗り合わせる。しかし2人とも赤いベールで顔が隠れていたため知らぬ間に入れ替わり、そのまま別の嫁ぎ先に連れて行かれてしまう。予期せぬ旅を通して新しい価値観と可能性に気づいたプールとジャヤは、周囲の人々をも笑顔にしながら、生まれて初めて自分自身の手で人生を切りひらいていく。
インフルエンサーとしても注目される俳優ニターンシー・ゴーエルがプール、本作が映画初主演となるプラティバー・ランターがジャヤを演じた。アミール・カーンの元妻で「ムンバイ・ダイアリーズ」などで知られるキラン・ラオ監督がメガホンをとり、豊かな大自然とインドの魅力たっぷりに描き出す。
2024年製作/124分/G/インド eiga.comより
撮り間違えられた花嫁の一人は、「舞子はレディ」の上白石萌音ちゃんを彷彿とさせるまだ女の子というような感じのプール。多分、結婚をすべての人生の目的としているような少女。
もう一人は、サマーファーストウィテカ似のしっかりした感じの女性ジャヤ。
ベールを外した時に初々しさを装っていたけれど、この人の顔を見た時に、なんで間違ってついて来ちゃうかな。インドの女性って、それほど男性に依存しているのかなと思いましたが、夫に当たるディーパックも頼りない事この上ない。
そもそもなんで間違ってしまったかというと、インドの結婚式というものは、
どうも花嫁の実家で結婚式をして、夫の実家に向かうようだ。
この日は大安吉日とのことで、結婚式が多く、夫の実家に向かう列車は新婚の夫婦だらけ。女性は終始顔をベールで覆っているし、親の決めた相手なのか、ほとんど相手の事も解らない。女性も同じような衣装ならば、男性の方も似たようなスーツを着ている。顔が見えているので、私たち観客は間違えるはずはないと思うのだが、席も指定席ではないので、詰め合っているうちに座っている場所も微妙に変わって来る。
プールの夫ディーパクが取り仕切って、彼女の面倒をみているが頼りない感じはいなめないがプールは信頼して任せているようだ。
ディーパクは、実家について初めて間違いに気づく。しかも列車を降りてから迎えに来てくれた友達と車に乗って移動するのだから、本当の妻とはどんどん離れてしまう。
ディーパクの実家は、優しい人ばかりでジャヤを家族親戚一同温かくしてくれる。
一方、本来のジャヤの相手である夫は、かなりお金持ちらしいが歳も行っていて、子供が欲しいだけなのか妻に対する愛情があるのか物としてしか見ていないのか。しかしディーパクよりは行動派なのか積極的に妻の捜索を始める。
ディーパクの探し方は、どうももどかしい。愛情はあるし、いやあるからこそ空回りしているのか頼りないし、地元の警察も果たして味方なのか、何か企んでいるのか。
ここでパールは、どうなったかというと、乗っていた列車の終点で降ろされ、困惑していると駅に住み着いている足の不自由な男と逞しい子供に声を掛けられる。
一晩は駅で過ごし、駅で商売をしている女性を紹介してもらえるが、パールは、夫だよりで、行先である夫の住所も知らないありさま。
やはり夫が大好きで頼りに思っている。お店の女主人が男なんて生きて行くのに不用なんだよと諭しても夫に会いたくてたまらないパールなのだ。
この映画を通してほとんどの女性たちは、自分たちは価値のないもの家族から言われたことを忠実に守っている人たちなのだ。
自分たちの気づかない能力も持っているのに、隠すくらいにして生きている。
この映画を作ったのが、あのカミール・勘
解説
インドの人気俳優アミール・カーンが製作を手がけ、ひょんなことから取り違えられた2人の花嫁の思いがけない人生の行方を描いたヒューマンドラマ。
2001年の大安吉日のインド。育ちも性格も全く異なる2人の女性プールとジャヤは、それぞれの花婿の家へ向かう途中で、同じ満員列車に乗り合わせる。しかし2人とも赤いベールで顔が隠れていたため知らぬ間に入れ替わり、そのまま別の嫁ぎ先に連れて行かれてしまう。予期せぬ旅を通して新しい価値観と可能性に気づいたプールとジャヤは、周囲の人々をも笑顔にしながら、生まれて初めて自分自身の手で人生を切りひらいていく。
インフルエンサーとしても注目される俳優ニターンシー・ゴーエルがプール、本作が映画初主演となるプラティバー・ランターがジャヤを演じた。アミール・カーンの元妻で「ムンバイ・ダイアリーズ」などで知られるキラン・ラオ監督がメガホンをとり、豊かな大自然とインドの魅力たっぷりに描き出す。
2024年製作/124分/G/インド eiga.comより
撮り間違えられた花嫁の一人は、「舞子はレディ」の上白石萌音ちゃんを彷彿とさせるまだ女の子というような感じのプール。多分、結婚をすべての人生の目的としているような少女。
もう一人は、サマーファーストウィテカ似のしっかりした感じの女性ジャヤ。
ベールを外した時に初々しさを装っていたけれど、この人の顔を見た時に、なんで間違ってついて来ちゃうかな。インドの女性って、それほど男性に依存しているのかなと思いましたが、夫に当たるディーパックも頼りない事この上ない。
そもそもなんで間違ってしまったかというと、インドの結婚式というものは、
どうも花嫁の実家で結婚式をして、夫の実家に向かうようだ。
この日は大安吉日とのことで、結婚式が多く、夫の実家に向かう列車は新婚の夫婦だらけ。女性は終始顔をベールで覆っているし、親の決めた相手なのか、ほとんど相手の事も解らない。女性も同じような衣装ならば、男性の方も似たようなスーツを着ている。顔が見えているので、私たち観客は間違えるはずはないと思うのだが、席も指定席ではないので、詰め合っているうちに座っている場所も微妙に変わって来る。
プールの夫ディーパクが取り仕切って、彼女の面倒をみているが頼りない感じはいなめないがプールは信頼して任せているようだ。
ディーパクは、実家について初めて間違いに気づく。しかも列車を降りてから迎えに来てくれた友達と車に乗って移動するのだから、本当の妻とはどんどん離れてしまう。
ディーパクの実家は、優しい人ばかりでジャヤを家族親戚一同温かくしてくれる。
一方、本来のジャヤの相手である夫は、かなりお金持ちらしいが歳も行っていて、子供が欲しいだけなのか妻に対する愛情があるのか物としてしか見ていないのか。しかしディーパクよりは行動派なのか積極的に妻の捜索を始める。
ディーパクの探し方は、どうももどかしい。愛情はあるし、いやあるからこそ空回りしているのか頼りないし、地元の警察も果たして味方なのか、何か企んでいるのか。
ここでパールは、どうなったかというと、乗っていた列車の終点で降ろされ、困惑していると駅に住み着いている足の不自由な男と逞しい子供に声を掛けられる。
一晩は駅で過ごし、駅で商売をしている女性を紹介してもらえるが、パールは、夫だよりで、行先である夫の住所も知らないありさま。
やはり夫が大好きで頼りに思っている。お店の女主人が男なんて生きて行くのに不用なんだよと諭しても夫に会いたくてたまらないパールなのだ。
この映画を通してほとんどの女性たちは、自分たちは価値のないもの家族から言われたことを忠実に守っている人たちなのだ。
自分たちの気づかない能力も持っているのに、隠すくらいにして生きている。
この映画を作ったのが、あの「きっとうまくいく」などで有名なアミールカーンさんで女性の監督に依頼したというのも
女性の自立を願っているのかもしれないが、すでにインドから出て世界で活躍しているインド系の女性たちを目にすると
ものすごい差を感じる。
*ちょっと気になりポイント
花嫁たちは腕に沢山の腕輪をしていますが、インドでは女性の持参金として沢山の金のアクセサリーをつけると聞いたことがあります。最近は金の高騰で大変でしょうね。